ベンジャミン・バロックの育て方
ベンジャミン・バロック
他の植物には類を見ない個性的でかわいい葉のベンジャミン・バロック。葉の表面には光沢があり、上質な雰囲気が漂う植物です。あまり生産量が多くない植物なので、見かける機会は少ないかもしれませんが、APEGOではこだわりの生産者さんのベンジャミン・バロックを取り揃えております。見た目のインパクトがあるので、お部屋のインテリアにはもちろん、新築や開店などのお祝いにも人気がある観葉植物です。
ベンジャミン・バロックの魅力といえば、やはりこの特徴的なカールした葉でしょう。見た目がかわいいカールした葉がインテリアグリーンとしての存在感を発揮します。葉の表面には光沢があり、お部屋の雰囲気を一段と上質なものにしてくれます。生産量の少ないベンジャミンバロックですが、APEGOでは産地にこだわり、愛知県の選りすぐりの生産者さんから厳選して入荷しています!もちろんご覧いただいた写真そのままのベンジャミンバロックをお届けいたします。
ベンジャミン・バロック 育て方カレンダー
ベンジャミン・バロックの育て方
01.置き場所
見た目の繊細さから、育て方が難しいと思われがちですが、寒さにも強く、丈夫な性質です。日光が良く当たる場所においてあげることで、新芽が次々に出てきて、ボリュームがでます。日当たりが悪い場所だと、葉が落葉しやすくなりますので、注意が必要です。どうしても暗い場所にしか置けない場合は1週間に一度だけでも日当たりの良い場所へ移してあげてください。明るい半日陰の場所でもOKです。
注意点
ベンジャミン・バロックは明るい場所を好みますが、7月〜9月は直射日光に当てると、葉が焼けて黒くなったり、茶色に変色することがあります。日陰もしくは午前中のみ日当たりの良い場所に置いてあげてください。新芽が出る春から初夏にかけて、日光によく当ててあげることが重要です。新芽が出る季節に日光が不足すると、落葉の原因になりますので、注意が必要です。またベンジャミン・バロックは風通しの良い環境を好みますので、できるだけ風通しを良くしてあげることも重要です。
02.水やり
土の表面がカラカラに乾いていることを確認してから与えましょう。与える水の量ですが、必ず鉢底の穴から水がしみ出る程度与えましょう。与えるタイミングを知るには表面の土を手でつかんでみましょう。パラパラの状態になったら植物が水を欲している状態です。土が手にしっとりとつく場合は、まだ湿っているので、もう少し待ってから与えましょう。
注意点
室内の温度によっても異なりますが、直径20㎝ぐらいの鉢であれば、冬季で10日に一度、夏季で7日に一度でも十分です。但し、夏季は植物の成長期のため、水分をより欲します。 こまめに土を触ってチェックしましょう。また、夏季の高温期の昼間に与えると、お湯のようになり、根を傷めてしまいます。そのため、午前中か夕方の涼しい時間帯がベターです。逆に、冬季は暖かい午前中から昼間に与えましよう。 土の乾きを知る簡単な方法があります。土に割り箸や竹串を5㎝ほど挿して30分ほどで抜き、湿っていれば土の中には水分がある状態です。この方法でチェックしてみましょう。
03.肥料について
私たち人間は栄養不足になると元気が出ませんし、様々な障害が発生します。植物も同様に、肥料不足になると、葉っぱのツヤが悪くなったり、成長が止まったりと様々な障害が起こります。APEGOでは植え替えの際、土に固形肥料をまぜていますが、新芽がドンドン出る成長期には、さらに液体肥料や固形肥料で養分を補ってください。 肥料を与える季節やどのような肥料を与えるかについては、注意点をチェックしてください。
注意点
肥料を与えるのは、植物の成長期である春から秋(3月~11月)です。冬季(12月~2月)は、寒さで一時的に成長を停止し、休眠するため、与えないようにしましょう。また、与える肥料の種類は固形肥料と液体肥料があります。どちらでもOKですが、理想としては、固形肥料と液体肥料を併用して与えるのが最適です。APEGOでは、ハイポネックス社『ハイグレード観葉植物』(液体)・『プロミック観葉植物用』(固形)、住友化学園芸社『エードポトリン4号観葉植物用』(液体)・『エードボールCa』(固形)をおすすめしています。上記肥料はホームセンターや園芸店でお求めいただけます。
04.お手入れ方法
明るい場所を好むベンジャミン・バロックは比較的寒さにも強いため、秋ごろまで戸外でも育てることができます。ベンジャミン・バロックは葉の形状がカールしているため、葉の内側にほこりがたまりやすくなります。天気の良い日に戸外でシャワーをかけ、ほこりなどの汚れを吹き飛ばして、リフレッシュさせてあげることで、いつまでも美しい葉を保つことができ、生き生きとした姿を楽しむことができます。
ベンジャミン・バロックが一年を通して美しい葉を保つためのポイントは風通しです。風通しが悪く空気の流れがない環境だと、葉が黄色くなってポロポロと落葉しやすくなります。特に夏場は、高温で蒸れやすくなりますので、風通しの良い半日陰のベランダなどの戸外で管理してあげるのもいいでしょう。また病害虫の発生などを防ぐためにも、定期的に霧吹きやシャワーで葉に潤いを与えてあげることも重要です。背丈が大きくなりすぎた場合は、枝の途中でカットしてあげると、切ったところから新芽が出てきます。カットした後は液体肥料をしっかり与えましょう。
よくあるご質問
Q
冬季は5℃以上必要とありますが、室内でも夜間暖房を消すと5℃以下になる事がありますが、そのような場所では育てることはできませんか?
A
大丈夫です。日中は暖房などで適温だと思いますが、夜間暖房を切ると気温が低下して5℃以下になることもあるかと思います。
夜間のみ5℃下回る場合でしたら枯れることはありません。 植物には環境に慣れる力があります。秋から冬にかけて気温が低下すると植物自体も寒さに慣れていきますのでご安心ください。
Q
葉の内側に黄色い苔のようなものがありますが、これは何でしょうか。
A
ベンジャミンバロックはカールした葉の特殊な形状のため水や汚れを葉の内側にたまりやすい性質があります。また、水に含まれるミネラル分が結晶化してこのような状態になります。いづれも植物や人体に悪影響を及ぼすものではございませんので、ご安心ください。
Q
初夏に新芽がたくさん出たのですが、大きくなる前に落葉します。何が原因でしょうか。
A
正確な原因は分かっていないのですが、春の終わりから初夏にかけての新芽は落葉しやすい傾向になります。おそらく夏の環境に代わるためベンジャミン・バロックの体質を夏仕様に切り替えるためであると思われます。それ以降に出た新芽は落葉しません。一時的な現象となりますので、少し様子を見て管理をしてあげてください。
Q
ベンジャミン・バロックは害虫がつくことはありますか?予防方法を教えてください。
A
ベンジャミン・バロックは比較的、害虫がつきにくい丈夫な植物ですが、日頃から簡単な予防をすることで更に害虫を防ぐことができます。ベンジャミン・バロックにつく可能性のある主な害虫はハダニです。ハダニは水にとても弱い性質があります。日頃から葉の裏表に霧吹きで潤いを与えることで害虫がつくことを予防できます。もしついたとしてもこれらの害虫は初期であれば濡れた布などで、ふき取る事で駆除できます。日頃からの観察が重要になり、早期発見が可能です。