ゴムの木の育て方
ゴムの木
『永遠の幸せ』という花言葉を持ち、楕円形の鮮やかなグリーンの葉っぱ、個性的な樹形が印象的なゴムの木(フィカス)。寒さにも比較的強く、育てやすい観葉植物として人気です。小ぶりのサイズでも充分に存在感があり、広めの空間ではシンボルツリーとして飾ることで印象度がアップします。インテリアショップ等にもディスプレイされるなど、おしゃれなインテリアプランツです。
眺めているだけで、その強い生命力に癒されるゴムの木。つやつやとした楕円形の肉厚な葉、美しいラインの太めの幹が魅力の観葉植物です。800種以上の種類があり、長寿のシンボルとされているベンガレンシスは強い性質を持ちベルベットのような質感の葉にくっきりとのびる美しい葉脈が魅力。また、黄色と緑の爽やかなカラーコントラストが個性豊かなアルテシマも人気です。
ゴムの木 育て方カレンダー
ゴムの木の育て方
01.置き場所
ゴムの木は日当たりのよい場所を好みます。暗い場所に置くと、葉のツヤが悪くなったり、元気が無くなります。どうしても暗い場所にしか置くことができない場合は、2~3時間程度でも日当たりのよい場所へ。明るい半日陰でもOKです。冬季は5℃以上を保てる場所で育てましょう。
注意点
7月~9月は直射日光に当てると、葉っぱが焼けて黒くなったり、茶色に変色します。日陰または午前中のみ日当たりのよい場所へ移動を。また、エアコンの空調にも注意!空気が乾燥すると葉の端が丸まったり、茶色に変色したりします。エアコンの温冷風が直接、当たらないように気をつけましょう。霧吹きで植物の周辺に水分を与えると空気中の湿度が保たれます。1日に1度、与えると効果的です。
02.水やり
水やりは、表面の土が乾いたタイミングで与えましょう。量は鉢の底の穴から少し水が浸み出してくればOKです。土の乾きを知るには、表面の土を指でつまみ、手につかずにパラパラとしたら与えるタイミングです。しっとりと手につく場合は、まだ湿っている状態ですので、もう少しタイミングを待ってから水を与えましょう。
注意点
根ぐされを防ぐためには、必ず表面の土が乾いてから水を与えましょう。また、夏季は土が乾きやすくなるため、水分をより多く欲します。こまめにチェックして、水やりの回数を調整しましょう。夏季は高温気の昼間ではなく、午前中か夕方の涼しい時間帯がベスト。冬季は冷える夜間はNGです。土の状態を知るには、竹串を約5㎝挿して約30分で抜き、竹串が湿っていれば土中に水分がまだあります。
03.肥料について
肥料不足になると、葉のツヤが悪くなったり、成長が止まったりと、さまざまな弊害が起こります。APEGOでは植替え時に土に肥料を混ぜ合わせていますが、春から秋にかけての成長期には更に肥料を与えて下さい。肥料を与える季節や、与える肥料の種類等については、注意点をチェックしてください。
注意点
春~秋の成長期に肥料を与えましょう。12月~2月の冬季は、寒さで一時的に成長が停止しますので、この時季の肥料はNGです。肥料は固形と液体があり、どちらでもOKですが、固形肥料に加え、10日に一度程度、液体肥料を与える方法が最適。おすすめは、ハイポネックス社『ハイグレード観葉植物』(液体)『プロミック観葉植物用』(固形)住友化学園芸社『エードポトリン4号観葉植物用』(液体)『エードボールCa』(固形)です。ホームセンターや園芸店等でお求めいただけます。
04.お手入れ方法
日当たりのよい場所を好むゴムの木は、観葉植物のなかでも比較的育てやすい植物です。5℃以上あれば戸外でも育てることが可能です。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。ただし、成長しすぎると、樹形が崩れてくるので、その時は適度な位置でカット(切り戻し)してあげましょう。また、環境や水やりも良い状態なのに元気が無くなってきたら植替えを検討しましょう。タイミングとしては、成長期にあたる4月中旬から10月中旬に、ワンサイズ大きな鉢に植え替えましょう。
全ての植物は新陳代謝のため、古い葉から黄色くなり、新しい新芽を出して成長します。最も古い葉が黄色くなった場合は、早目に切り取りましょう。新芽の成長をより早めることができ、イキイキとした状態になります。また、夏季の高温時、暑さにより葉が茶色になる場合があります。この状態は風通しが悪く、室内が蒸し風呂状態になっていることから起きます。夏季は半日陰で風通しの良い場所へ移動しましょう。
よくあるご質問
Q
冬季は5℃以上必要とありますが、室内でも夜間暖房を消すと5℃以下になる事がありますが。そのような場所では育てることはできませんか?
A
大丈夫です。日中は暖房などで適温だと思いますが、夜間暖房を切ると気温が低下して5℃以下になることもあるかと思います。
夜間のみ5℃下回る場合でしたら枯れることはありません。 植物には環境に慣れる力があります。秋から冬にかけて気温が低下すると植物自体も寒さに慣れていきますのでご安心ください。
Q
あまり大きく成長させたくないのですが、どれくらいのスピードで成長するのでしょうか。
A
環境によって変わってきますので、あくまで目安ですが1年に15cm程度大きくなるとお考えください。15cmと聞くと大きくなるのが早いと思われるでしょうが、ゴムの木は適度に枝をカットしてあげることによって幹が太くなりしっかりとした樹形になります。枝をカットすることを「剪定(せんてい)と言います。
伸びすぎた枝をカットすると切り口の横から新芽が出てきて成長します。ゴムの木は大きさをある程度調節しやすい植物です。 どこをカットしていいのか分からない場合はゴムの木全体画像をメールでお送ください。 カットする場所を印して返信させていただくこともできますので、ご安心ください。
Q
水やりの頻度が少ない植物を探していますが、ゴムの木は乾燥に強い植物でしょうか。
A
ゴムの木は観葉植物全般の中でも比較的、水やりの回数が少なくても大丈夫で乾燥に強い植物です。
ゴムの木は土を乾燥気味に管理することが望ましく土がカラカラに乾いてからたっぷりと鉢底から出る程度与えてください。土が乾いていないの 水を与えるという事を長く続けると根が傷んで根ぐされをおこしますので、必ず土がカラカラに乾いてから与えるようにしましょう。
Q
贈り物用にゴムの木の購入を考えています。贈り物用としてゴムの木のおすすめポイントはありますか。
A
ゴムの木はAPEGOでも開店や開業や新築や移転などのお祝い事に人気の観葉植物です。アルテシマは葉の色合いがとても明るく贈り物に人気です。他の植物と比べて水やりの頻度も少なく、とても管理が簡単な観葉植物です。贈り先の方が植物を育てたことのない場合にも安心して送ることができます。