サンスベリアの育て方

サンスベリア

楕円形の鮮やかなグリーンの葉っぱ、個性的な樹形が印象的なモンステラ(フィカス)。寒さにも比較的強く、育てやすい観葉植物

様々な葉色や形が特徴のサンスベリア。
小さなテーブルサイズからお部屋のメインとなるフロアーサイズまで様々なサイズがあります。もちろん育てやすく丈夫なので植物を育てるのが苦手な方や、初心者の方にも、おすすめできる植物です。
また、育てやすさが故、お部屋のインテリアにはもちろん贈り物にも人気です。またマイナスイオンを発生する植物として、観葉植物の中でも有名です。

つやつやとした楕円形の肉厚な葉

美しいラインの太めの幹が魅力

美しいラインの太めの幹が魅力

サンスベリアの一番の魅力は種類の多さとバラエティ豊かな樹形です。
かわいい色合いのものからダークグリーンのカッコイイ葉色までたくさんあります。樹形は丸くてかわいい葉から、シャープでスタイリッシュな葉まで様々です。
また、水やりの回数は少なくあまり手がかかりません。忙しくて植物に手をかけられないけれども、お部屋で植物を育てたいという方にはおすすめです。
もちろんAPEGOのサンスベリアは全て1点ものなので、お気に入りのサンスベリアを見つけて下さい!!

サンスベリア 育て方カレンダー

サンスベリア 育て方カレンダー

サンスベリアの育て方

サンスベリアの育て方

01.置き場所

サンスベリアの置き場所
サンスベリアの置き場所
サンスベリアの置き場所

アフリカやアジアの乾燥地が原産の植物なので、日当たりの良い場所で乾燥気味に育てます。暗すぎる場所に置くと葉が軟弱になったり葉の模様の色艶が悪くなることがあるので注意しましょう。寒さは苦手なので10月中旬ごろになったら、室内の明るい場所に取り込みましょう。どうしても暗い場所にしか置けない場合は週に2-3回、暖かい日に日当たりの良い場所で日光浴をさせてあげましょう。

注意点

サンスベリアは直射日光などの明るい場所を好みますが、日差しの強くなる夏季(7~9月)は直射日光にあてると葉が黒く焼けてしまう場合があります。この時季は午前中のみ日当たりの良い場所に置いて、午後からは直射日光に当たらない涼しい半日陰で育てましょう。サンスベリアは日光によく当ててあげることで葉の模様がより美しく発色します。サンスベリアは葉が多くボリュームがあるので、外に置く際、風で倒れないよう注意が必要です。

02.水やり

サンスベリアの水やり
モンステラの水やり
必ず鉢底の穴から水がしみ出る程度与えましょう

アフリカやアジアの乾燥地が原産の植物なので、土が過湿にならないように注意が必要です。サンスベリアは葉の中に水分を蓄えることができます。乾燥にはとても強いので土に水分がなくなったとしてもしばらく枯れることはありません。むしろ与えすぎで過湿になるよりは、与えなさすぎの方がサンスベリアには適しています。水のやりすぎで土が過湿になると葉が腐ることもありますので、注意が必要です。

注意点

サンスベリアは冬になると休眠します。11月下旬~3月中旬まで水を一滴も与えないでください。この期間に水を与えると、葉が腐ってブヨブヨになり、最悪の場合は枯れてしまいます。但し気密性の高いマンションなどで常時15℃以上ある部屋に置く場合は、一カ月に一度を目安に土がカラカラに乾いいたら水やりを行ってください。しかしながら空気中の乾燥は嫌いますので、霧吹きなどで葉っぱに葉水をかけてあげ、葉の表面のほこりなどを落とし、綺麗な状態を保ってあげましょう。

03.肥料について

肥料について
肥料について
肥料について

私たち人間は栄養不足になると元気が出ませんし、様々な障害が発生します。植物も同様に、肥料不足になると、葉っぱのツヤが悪くなったり、成長が止まったりと様々な障害が起こります。APEGOでは植え替えの際、土に固形肥料をまぜていますが、新芽がドンドン出る成長期には、さらに液体肥料や固形肥料で養分を補ってください。 肥料を与える季節やどのような肥料を与えるかについては、注意点をチェックしてください。

注意点

肥料を与えるのは、植物の成長期である春から秋(4月~10月)です。冬季(11月~3月)は、寒さで一時的に成長を停止し、休眠するため、与えないようにしましょう。また、与える肥料の種類は固形肥料と液体肥料があります。どちらでもOKですが、理想としては、固形肥料と液体肥料を併用して与えるのが最適です。APEGOでは、ハイポネックス社『ハイグレード観葉植物』(液体)・『プロミック観葉植物用』(固形)、住友化学園芸社『エードポトリン4号観葉植物用』(液体)・『エードボールCa』(固形)をおすすめしています。上記肥料はホームセンターや園芸店でお求めいただけます。

04.お手入れ方法

サンスベリアのお手入れ方法

サンスベリアは中心部分が筒状になっているのですが、水やりの際この場所に水がたまったままになるとそこから腐ることがあります。水やりの際は土の表面にそっと与えるようにしましょう。また、サンスベリアは霧吹きなどで葉に葉水をかけてあげて空気中の乾燥から守ってあげることも大切です。葉水をするタイミングとして、真夏は涼しい朝夕、真冬は暖かい日中に与えてください。また葉水を与える際に葉の表面の埃など、綺麗にふき取ってあげることも大切です。

切り戻し

最も古い葉が黄色くなった場合は、早目に切り取りましょう

水と肥料をたっぷり与えることも忘れずに

サンスベリアは葉に水分を蓄えることのできる植物なので、水やりのコツさえつかめば、手間いらずでとても簡単な植物といえます。土がカラカラに乾いて、少しかわいそうだな…と思っても我慢してもう少し間隔をあけてから与えるようにしてください。サンスベリアを育てるコツは水やりを我慢できるかどうか、と言えるかもしれません。サンスベリアは春から秋にかけての成長期にタケノコのように子株が出てきます。そのままでも構いませんが、鉢が窮屈になりそうな場合は、株分けしてあげましょう。

よくあるご質問

Q

冬季は10℃以下になると断水するとありますが、日中10℃以上あって夜間のみ10℃以下になる場合の水やりはどうすればいいですか?

A

育てている場所の一日の最低気温が10℃を下回る時間があるのならば断水してください。最低気温が10℃を下回ることがなくなったら水やりを再開してください。葉水は断水している間も与えてもらって大丈夫です。

Q

子株がたくさん出てきて鉢が窮屈になってきたので株分けをしたいのですが、コツはありますか?

A

サンスベリアはタケノコのような子株が出てきます。鉢は窮屈になってきたと感じたら、まず鉢から抜き、余分な土を落としたうえで、株分けを行います。適期としては4月~6月、9月~10月に行いましょう。土が湿った状態だと、水分を含んだ土の重みで根が切れたりする可能性があるので土をカラカラに乾かした状態で株分けをしてあげましょう。

Q

いろいろな品種がありますが、品種によって育てやすいものや育てにくいものはありますか?

A

サンスベリアは葉の形や色が様々で、品種も多数あります。品種によって育てやすさに差がありそうに思えますが、基本的には育てやすさに差はあまりなく、どの品種も水のあげすぎにさえ気を付ければ、すくすくと成長します。サンスベリアはほかの植物と比べると比較的成長が遅い植物です。お客様が植物を置く場所をイメージして、背の大きさがあまり変わらないことからジャストサイズのものを選ぶといいでしょう。

Q

サンスベリアに害虫がつくことはありますか?予防方法を教えてください。

A

サンスベリアは、害虫がつきにくい丈夫な植物ですが、日頃から簡単な予防をすることでさらに害虫を防ぐことができます。害虫が付きにくいからと言って油断せず、日頃から葉の裏表に霧吹きで潤いを与えることで害虫がつくことを確実に予防できます。日頃から葉のほこりを水拭きしてあげることで、新芽が出てきたり、子株が出てきたり、小さな発見に気付くことができるので、日頃から愛情をもってあげてください。