ウンベラータの育て方
ウンベラータ
グリーンインテリアとして人気が高い観葉植物のウンベラータ。ハート形の葉っぱ、おしゃれな樹形にファンが多く、インテリアショップのディスプレイ等にも飾られています。 もちろん、さまざまなライフスタイルのインテリアにもピッタリ! リビングにメインで飾ればハイグレードな空間を演出。室内でも育てやすいため、 心者にもオススメです。また、新築祝いや開店祝いにも喜ばれるセンスのよい観葉植物として定着しています。
ウンベラータの一番の魅力は、ほどよい大きさの葉っぱと樹形でしょう。 愛らしいハート形の葉っぱ、枝が分かれたり幹を曲げたりしたアートな樹形がお部屋の印象をさらにセンスアップしてくれます。APEGOのウンベラータは、全て1点もの。産地にもこだわり、沖縄や九州など、原産地に近い状態の土地で愛情たっぷり育てられています。その中から優れた樹形のものだけを厳選。ご覧いただいた写真そのままのウンベラータをお届けします。
ウンベラータ 育て方カレンダー
ウンベラータの育て方
01.置き場所
熱帯アフリカ原産の植物のため、寒さがやや苦手です。明るい場所を好みます。直射日光である必要はありませんが、できるだけ明るい場所で育てて下さい。暗すぎる場所に置くと、葉っぱのツヤが悪くなり、元気がなくなる場合もあるので注意が必要です。暗い場所にしか置けない場合は、1週間に一度だけでも日当たりのよい場所へ。寒さにやや弱いので、お部屋の暖かい場所、できれば8℃以上を保てる場所で育てて下さい。
注意点
ウンベラータは明るい場所を好みますが、日差しの強くなる夏季(7~9月)は直射日光にあてると葉が黒く焼けてしまう場合があります。この時季は午前中のみ日当たりの良い場所に置いて、午後からは直射日光に当たらない涼しい半日陰で育てましょう。 ウンベラータは葉が柔らかく、大きいため、葉の所々に黒い斑点のような傷がある場合があります。病気などによるものではありませんし、成長に支障はありませんのでご安心ください。
02.水やり
土の表面がカラカラに乾いていることを確認して与えましょう。与える水の量ですが、必ず鉢底の穴から水がしみ出る程度与えましょう。与えるタイミングを知るには表面の土を手でつかんでみましょう。パラパラの状態になったら植物が水を欲している状態です。土が手にしっとりとつく場合は、まだ湿っているので、もう少し待ってから与えましょう。
注意点
室内の温度によっても異なりますが、直径20㎝ぐらいの鉢であれば、冬季で10日に一度、夏季で7日に一度でも十分です。但し、夏季は植物の成長期のため、水分をより欲します。 こまめに土を触ってチェックしましょう。また、夏季の高温期の昼間に与えると、お湯のようになり、根を傷めてしまいます。そのため、午前中か夕方の涼しい時間帯がベターです。逆に、冬季は暖かい午前中から昼間に与えましよう。 土の乾きを知る簡単な方法があります。土に割り箸や竹串を5㎝ほど挿して30分ほどで抜き、湿っていれば土の中には水分がある状態です。この方法でチェックしてみましょう。
03.肥料について
私たち人間は栄養不足になると元気が出ませんし、様々な障害が発生します。植物も同様に、肥料不足になると、葉っぱのツヤが悪くなったり、成長が止まったりと様々な障害が起こります。APEGOでは植え替えの際、土に固形肥料をまぜていますが、新芽がドンドン出る成長期には、さらに液体肥料や固形肥料で養分を補ってください。 肥料を与える季節やどのような肥料を与えるかについては、注意点をチェックしてください。
注意点
肥料を与えるのは、植物の成長期である春から秋(3月~11月)です。冬季(12月~2月)は、寒さで一時的に成長を停止し、休眠するため、与えないようにしましょう。また、与える肥料の種類は固形肥料と液体肥料があります。どちらでもOKですが、理想としては、固形肥料と液体肥料を併用して与えるのが最適です。APEGOでは、ハイポネックス社『ハイグレード観葉植物』(液体)・『プロミック観葉植物用』(固形)、住友化学園芸社『エードポトリン4号観葉植物用』(液体)・『エードボールCa』(固形)をおすすめしています。上記肥料はホームセンターや園芸店でお求めいただけます。
04.お手入れ方法
冬季の暖房等で空気が乾燥する室内では、霧吹きで葉っぱに水をかけてあげて乾燥から守 ってあげましょう。害虫対策としても乾燥から守ることは大事です。また、大きな葉っぱのため、表面に埃が付きやすくなります。霧吹きする際にチェックして、こまめに取り除きましょう。季節の移り変わりとともに、温度調整にも気を配ることで、生き生きとしたウンベラータを楽しむことができます
1年を通して気をつけることは、冬を越してからのケアです。寒さに弱いウンベラータは 葉が落ちたり、変色等の症状が出る場合があります。最も古い葉っぱが黄色くなった場合、早めに切り取ることで新芽の成長を早めることができます。そして、暖かい日差しが増してくる4月下旬のゴールデンウィークを目安に、たっぷりと太陽の光を与えましょう。その際に水と肥料をたっぷり与えることも忘れずに。1~2カ月ほど経つと、元気な新芽がどんどん出てきて、厚みのある葉っぱが茂る元気な姿に蘇ります。剪定は成長期の春と秋がベストシーズンです。
よくあるご質問
Q
冬季は8℃以上必要とありますが、室内でも夜間暖房を消すと8℃以下になる事がありますが、そのような場所では育てることはできませんか?
A
大丈夫です。日中は暖房などで適温だと思いますが、夜間暖房を切ると気温が低下して8℃以下になることもあるかと思います。
夜間のみ8℃下回る場合でしたら枯れることはありません。 植物には環境に慣れる力があります。秋から冬にかけて気温が低下すると植物自体も寒さに慣れていきますのでご安心ください。
Q
あまり大きく成長させたくないのですが、どれくらいのスピードで成長するのでしょうか。
A
環境によって変わってきますので、あくまで目安ですが1年に15cm程度大きくなるとお考えください。15cmと聞くと大きくなるのが早いと思われるでしょうが、ウンベラータは適度に枝をカットしてあげることによって幹が太くなりしっかりとした樹形になります。
枝をカットすることを「剪定(せんてい)と言います。 伸びすぎた枝をカットすると切り口の横から新芽が出てきて成長します。ウンベラータは大きさをある程度調節しやすい植物です。 どこをカットしていいのか分からない場合はウンべラータ全体画像をメールでお送ください。 カットする場所を印して返信させていただくこともできますので、ご安心ください。
Q
いろんな樹形がありますが、どのような樹形のものを選べばいいでしょうか?
A
お客様が植物を置く場所をイメージしてください。背の高さは今後の成長を見越してジャストサイズより少し小さめのものを検討される方が多いです。おすすめはジャストサイズより15cm~20cmぐらい背の低い物を選ぶといいでしょう。
樹形のバランスですが、ウンベラータは新芽の出る力がとても強い植物です。葉っぱは成長期であれば次々に茂ってきます。葉の枚数よりも幹の 太さや枝別れのバランスなどをポイントに選ぶと良いと思います。
Q
ウンベラータに害虫がつくことはありますか?予防方法を教えてください。
A
ウンベラータは比較的、害虫がつきにくい丈夫な植物ですが、日頃から簡単な予防をすることで更に害虫を防ぐことができます。
ウンベラータにつく可能性のある主な害虫はアブラムシ、ハダニ、カイガラムシです。これらの害虫は水にとても弱い性質があります。日頃から葉の裏表に霧吹きで潤いを与えることで害虫がつくことを予防できます。
もしついたとしてもこれらの害虫は初期であればティッシュ等でふき取る事で駆除できます。日頃からの観察が重要になり、早期発見が可能です。