観葉植物を選ぶときは「幹の太さ」にも注目!

観葉植物を選ぶときはできるだけ状態の良い株を選びたいもの。状態の良い株を探しているなら、幹の太さに注目しましょう。
がっしりとした逞しい幹は観葉植物の魅力でもあり、元気に成長するうえでの“土台”となってくれます。
今回は観葉植物の幹の太さについて解説します。幹の太さに注目する理由や、どうすれば幹を太く育てられるのか5つのポイントを解説していますので、参考にしてください。

目次

観葉植物の生育状態は幹の太さに表れる

ガジュマル観葉植物を選ぶときは幹の太さにも注目してみましょう。
生育状態が良くしっかり栄養分が行き届いている株は、幹が太くがっしりとした姿に成長します。幹を手で触ったときに弱々しくない硬い状態も、生育状態が良好に保たれている証拠です。
ゴムの木どうしても幹が細く弱々しい株は、後々の成長具合に影響してしまいます。幹は植物が元気に成長し魅力ある姿を保つための“土台”です。購入時は幹の太い元気な株を選んでみましょう。

幹の太さに影響する実生株と挿し木株の違い

さて、観葉植物の幹の太さを語るときに耳にするのが、実生株(みしょうかぶ)と挿し木株の違いです。
パキラの種実生株とは、植物を種から育てて成長させた株を意味します。挿し木株は、成長した植物から挿し木して育てた株です。
一般的に挿し木株よりも実生株の方が大きく育ちます。やはり種からしっかり根を張り、時間をかけて成長した株の方が逞しく成長します。将来的により太く大きな株に成長させたいなら、実生株を選んで購入するのもおすすめです。
実生株は根元部分が大きくふくらみ、幹も太い姿をしています。一方の挿し木株は根元から一定の太さで伸びる傾向にあるため、見分け方の参考にしてください。専門店で購入するなら、お店の人に実生株と挿し木株のどちらか質問してみてもよいでしょう。

幹の太い株に育てるための5つのポイント

ユッカここまで、観葉植物を選ぶとき生育状態が良い「幹の太い株」がおすすめと紹介しました。
しかし、「すでに観葉植物を購入している」「育てている株を太く成長させたい」という場合はどうすればいいのでしょうか。
ここからは幹の太い株に育てるためのポイントを5つを解説します。

1.日光に当てて光合成をしっかりさせる

1つ目は日光に当てて光合成をしっかりさせること。
植物は光合成をして成長するための栄養分を生み出します。暗く日光が届きにくい場所で育てると栄養分をしっかり生み出せず、成長が鈍くなってしまいます。幹を太くさせるには、成長するための栄養分が不可欠です。できるだけ明るい環境を確保し、可能であれば屋外で日に当てて光合成を促すと幹の成長を助けます。

2.水やりをしっかりおこなう

2つ目は水やりです。
植物が光合成をする際、二酸化炭素と水を使って栄養分を生み出します。二酸化炭素は空気中から取り込みますが、鉢植えの場合、水は人間の手で与える必要があります。植物がしっかりと栄養分を生み出すために、水やりをしっかりおこないましょう。
しかし過度に水やりをすれば良い訳ではありません。水の与えすぎは根腐れを起こす原因になるため、メリハリをつけた水やりが肝心です。成長期は土の表面が乾いたタイミングで水を与えましょう。土を指先でつまみ、パラパラと崩れる程度が目安です。冬場は休眠期となるため、水やりは控えてください。観葉植物の種類によっては、完全に水断ちをしても大丈夫です。

3.風に当てる

日光と水は観葉植物を育てるうえでよく耳にする要素ですが、実は風に当てるのも逞しい株に成長させるうえでは大切なポイントです。
植物は風通しが良い場所で育てると、呼吸や光合成をおこなう気孔の開閉が促されます。
また、ある程度風に揺られ刺激が加わると、幹を太くし倒れないように成長しようとします。これは自然界で考えてみると分かりやすく、同じ場所で長く成長し続けるためには、しっかりと根を張り、逞しい幹を持たなければなりません。風に揺られてすぐに折れてしまうようでは、生き続けられない訳です。
こうした植物の生命力を刺激するには、風に当てる時間が大切となってきます。たとえば、「外出時は防犯上、安全な窓を開けておく」「定期的にベランダや庭で風に当ててあげる」など工夫すると、太く逞しい幹に成長するでしょう。

4.肥料を与える

観葉植物の成長を促すために肥料を与えるのも、幹を太くするのに効果的です。
幹を太くする目的なら、即効性がある液肥よりもじっくり栄養が浸透する固形肥の方がおすすめです。また植え替え時に肥料を混ぜて土作りをしてもよいでしょう。
注意したいのが、肥料は成長をサポートする役割を担っています。日当りや水やり、風当たりといった基本的な生育環境の充実がまず第一です。たとえるなら、生育環境が「主食」で肥料は「おかず」といえます。おかずばかり食べていると栄養の偏りが生まれ、逞しい株に育ってくれません。
しっかり生育環境を整えたうえで、さらに成長を後押しする際に肥料を活用しましょう。

5.植え替えをおこなう

ある程度株が成長したら、一回り大きな鉢に植え替えをおこないましょう。
小さい鉢のまま育ててしまうと、窮屈でサイズが合わないうえ、根詰まりを起こす可能性があります。成長具合によりますが、おおむね2~3年に1回は一回り大きな鉢に植え替えてあげると、より大きく逞しい株に成長するでしょう。

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今回は観葉植物を選ぶときのポイントとして、「幹の太さ」について解説しました。
生育状態が良くしっかり栄養分が行き届いている株は、幹が太くがっしりとした姿に成長します。観葉植物を購入後、元気に育てたいなら幹の太さに注目してみましょう。
また、購入後も生育環境を整え手入れをしてあげれば、幹は太く成長します。本記事では幹を太くする5つのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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