【初心者必読】パキラが枯れない育て方やお手入れ
やや光沢のある、みずみずしい緑色の葉が目を引くパキラ。観葉植物の中でも人気が高い種類ですが、せっかく育てるなら枯らさず元気に成長させたいですよね。
そこで今回は、パキラの育て方のポイントをご紹介します。置き場所や水やりの方法、パキラについてのよくある質問など、初心者の方が知りたい内容となっています。
目次
- 初心者が知りたいパキラの育て方
- パキラの育て方1.置き場所
- パキラの育て方2.水やり
- パキラの育て方3.用土と肥料
- 【パキラの育て方】よくある質問
- Q1.虫対策はどうすればいいの?
- Q2.剪定や植え替えのペースは?
- Q3.パキラの花言葉は?
- Q4.パキラは水栽培できるの?
- 室内で育てやすいパキラ
初心者が知りたいパキラの育て方
パキラは、メキシコや中南米を原産地とする観葉植物です。みずみずしい緑色の葉に美しい葉脈が印象的で、人間が手を広げたような5枚1組の葉が生えることで知られています。
日当たりが良い場所を好みますが、耐陰性も持ち合わせているため室内で育てることも可能です。日当たりが悪い場所の場合は、定期的に日光浴をさせるとより元気に育ちます。
冬季は1日を通して5℃以上を下回ると個体がダメージを受け、枯れる原因となります。気温が低い地域や冷え込みが予想される時期は、屋内に避難させてあげましょう。
葉のボリュームが増してきたら、定期的に剪定をしてあげましょう。パキラは生命力旺盛で幹が元気ならば、どこを切っても新芽が出てくる剪定に強い性質です。春から夏にかけての初夏あたりが成長期になるので、4月~10月に剪定をするとよいでしょう。
パキラの育て方1.置き場所
- 暖かく日当たりの良い場所
- 日陰に置くなら定期的に日光浴を
- 強い直射日光は注意
パキラは耐陰性があると紹介しましたが、置き場所を選ぶ際は暖かい日当たりのよい部屋がおすすめです。日陰で長く育てていると、どうしても葉や枝の成長がにぶくなり、葉落ちの原因にもなります。日陰に置く場合の対策として、定期的にベランダや庭で日光浴をさせてあげましょう。3、4時間程度、午前中の柔らかい日差しで日光浴をさせてあげると、丈夫に育ちます。
置き場所を選ぶ際に注意したいのが、直射日光です。初夏~夏の直射日光や西日は日差しが強く葉が焼けてしまうので、直接日が当たらない、明るい日陰を意識して置き場所をつくりましょう。また、冬場は気温の変化にあわせて置き場所を移動します。5℃以下になる寒い季節になったら、早めに室内の暖かい部屋に入れましょう。
パキラの育て方2.水やり
- 土の表面が乾燥したら水を与える
- 水はたっぷり与え、受け皿の水は捨てる
- 冬場は水やりを控えめに、葉水が◎
パキラの育て方で押さえておきたいのが、正しい水やりの方法です。水やりのポイントは、土の乾き具合や温度をこまめに観察すること。「土の表面全体を見て乾いていたら水を与える」を基本の考え方として、土が上記のAのように乾いてきたら水やりを行ってください。
水を与えるときは、鉢の底穴から水が出てくるまでたっぷり水を与えてください。受け皿に残った水は根腐れの原因になるので必ず捨てるようにしましょう。水を流し入れることで、水に含まれる新鮮な酸素を根に供給するとともに、土の中にたまった古いガス(空気)を鉢の外に押し出す効果もあります。
冬は成長期ほど水分を吸い上げません。暖かい季節よりも水やりの間隔をあけて、砂のようにカラカラに乾かすことで根腐れを防ぐことができます。水やりを少なめにすることで耐寒性も増すので、冬場の水の与えすぎには注意してください。定期的に霧吹きなどで葉水をすると適度に水分を与えることができ、ほこりや汚れを洗い流すことができるほかに害虫の発生も抑制する役割もあります。
キーワードは「与えすぎよりも与えなさすぎの方が良い」です!!
パキラの育て方3.用土と肥料
- 水はけのよい用土がおすすめ
- 肥料は成長期の春から夏に
- 成長にあわせて定期的に植え替える
パキラの用土は水はけがよいものがおすすめです。植え替えなどで自分で作る場合は、ピートモス7:パーライト3の割合でよく混ぜて使ってください。慣れない方は、園芸用品店に売っている観葉植物の培養土を使うと簡単です。
肥料は成長期に入る春ごろに、緩効性化成肥料を鉢の大きさに応じて与えます。おすすめは下記の肥料です。ホームセンターなどで入手できますので、ぜひお試しください。
・㈱花ごころ グリーンそだちEX
更に株を大きくしたい場合は、春から夏に薄くした液体肥料も併用して与えるとよいでしょう。冬は寒くなりほとんど成長をしませんので、肥料は与えなくても問題ありません。
パキラは成長が早いことから、定期的にひと回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。長い期間同じサイズの鉢で育てていると、根詰まりをおこして落葉や枯れてしまう原因にもなります。植え替えは春から夏の成長期に行うのが、植物へのダメージを最小限にするコツです。
【パキラの育て方】よくある質問
さて、ここまで基本的なパキラの育て方についてご紹介しましたが、ここからはパキラに関するよくある質問にお答えしていきます。Q1. 虫対策はどうすればいいの?
A. 葉水をすることで害虫を予防できます葉水とは霧吹きで葉に水を吹きかける作業のことです。葉に適度な湿気を与え乾燥を防ぎ、病害虫の予防にも効果があります。少し葉が乾いていたら、表面に水滴が軽くかかる程度水を吹きかけてください。滴が落ちるまで与える必要はありません。葉の裏側まで葉水をしておくと、虫を流し落とすことができ、対策の効果を高めることができます。
どうしても害虫をつけたくない方はパキラに発生する可能性があるアブラムシ、カイガラムシに効果の高い薬剤を予防のために春から使用してください。葉に散布するスプレータイプと土の表面に撒く粒剤タイプがあります。
- 左:ベニカXネクストスプレー
- 右:オルトランDX
Q2. 剪定や植え替えのペースは?
A. 鉢とのバランスが悪くなる前に行いましょうパキラはそれほど根を伸ばさない植物なので、根詰まりを起こしにくい植物ですが、枝や葉が茂って鉢とのバランスが悪くなる前に植え替えましょう。3-4年に1回のペースが目安です。時期は4月から10月の元気のある成長期にタイミングを合わせておこないます。偏って伸びた枝葉を剪定で整え、新しい用土を入れたひと回り大きめの鉢に植え替えてあげましょう。
Q3. パキラの花言葉は?
A. パキラには「快活」と「勝利」という花言葉があります
パキラには快活と勝利という2つの花言葉が付けられています。快活は生命力溢れるパキラの姿に由来するもので、美しい葉脈やみずみずしい緑色から自然のエネルギーを感じられると付けられました。
また、「勝利はパキラを育てビジネスにすることで貧困から脱出した」というエピソードが由来です。貧困に打ち克ち成功を収めた物語が、勝利を連想させるとされています。パキラが「Money Tree(お金の木)」として風水では金運アップに効果がとされるのは、このエピソードが由来です。
>『パキラの花言葉とは?』
Q4. パキラは水栽培できるの?
A. 暖かい季節なら水栽培も可能ですパキラは、水栽培で育てることも可能な観葉植物。土をきれいに洗い流したパキラを花瓶に入れ、水を根が触れる位のところまで入れてください。花瓶は背の低いものを使用し、ビー玉などを敷くとおしゃれ度がアップします。冬は、10℃以上の気温が保てないと枯れてしまいますので、その点に注意してインテリアとして楽しんでみてください。
室内で育てやすいパキラ
パキラは室内程度の日陰なら育てることができるので、気軽に置いて飾ることができます。立ち姿は和室、洋室問わず合わせやすく、ぱっと広がったグリーンの葉が明るくさわやかな雰囲気を作ってくれることでしょう。
APEGOの通販サイトでは、写真と同じ商品をお届けしているので、お部屋のイメージに合ったパキラをお選びください。