ゴムの木の葉が落ちるのはなぜでしょうか?原因と対策のポイント

ゴムの木は丈夫で育てやすい人気の観葉植物です。しかし、環境が合わないとうまく育たないこともあります。
ゴムの木が大好きな環境を知っているだけで驚くほどうまく育てることができます。しっかりと育てられるようにゴムの木についての知識をつけておきましょう。
ゴムの木の
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ポイント1.好きな場所と環境を知る
ゴムの木は、東南アジアやインド、ブラジルなど熱帯から温帯地域に分布しています。高温多湿で直射日光が十分に当たる環境で生育します。環境が合わないと葉の色艶が悪くなったり徒長の原因となります。
日当たりの良い場所を選ぶ
ゴムの木は直射日光を好みます。特に生長期はしっかりと直射日光に当てることが大事です。
理想としては2~3時間程度、直射日光が当たる場所を選びましょう。日当たりのよくない場所だと葉の色艶が悪くなったり最悪の場合、落葉の原因になります。
但し8月~9月の真夏の季節は強い直射日光に当てると、葉焼けの原因となります。半日陰または午前中のみ直射日光が当たるような場所が理想です。
温度に注意する
ゴムの木は寒さに強い観葉植物ですが、冬季に温度が5℃を下回らないように管理してください。特に窓際に置いている場合は局地的に温度が低くなる場合があるので、注意が必要です。
夏が得意な印象のゴムの木ですが、温度が35℃と超えると高温障害を起こすことがあります。高温障害とは温度が高いことでうまく水分を吸収できなかったり、様々な障害を起こす現象です。
日中はお仕事などでお部屋を閉め切った状態だと室温が40℃以上にある事もあります。そうなると徐々に弱ってきて最悪の場合、枯れてしまいます。
対処法としては換気扇をつけたままにしたり、防犯上安全な窓を少し開けておくことがおすすめ。それが難しければ日中は思い切って風通しの良いベランダなどに出しっぱなしにするのがいいでしょう。
ポイント2.水やりについて知る
水やりの基本は、「土の表面が乾いたら十分に水を与える」です。ではどのような状態だと土が乾いているのか、なかなか初心者の方にはわかりにくいかも知れません。

上の画像を見ていただくとわかる通り、水分を含むと土が黒っぽくなり、逆に乾くと白っぽくなります。このように乾いた状態の時が水やりのタイミングとなります。
夏は水の乾きが早くなりますので、土が乾いたらすぐに水やりが必要ですが、冬は気温も低くなり乾きが遅くなりますので、土が乾いて2~3日してからの水やりでも十分です。
ゴムの木を含めた観葉植物全般に言えることですが、水やり以外に葉水をすることは植物にとってとても重要です。観葉植物は根から水を吸収する以外に葉からも水分を吸収します。
特に生長期の4月~10月は水分の消費も盛んになりますので、水やりをベランダなどでしていただき、その後、植物全体をシャワーしてあげることをおすすめします。ちなみにAPEGOでは毎日植物にシャワーをしています。
ポイント3.ゴムの木に最適な肥料について知る
ゴムの木の葉が落ちるのを防ぐためには、肥料の役割も重要になります。ゴムの木は生長期の3月~10月にかけて肥料を与えましょう。逆に11月~2月の冬季は、寒さで一時的に生長が停止しますので、この時季の肥料はNGです。休眠期に肥料を与えてしまうと根を傷める可能性があります。
肥料については下記のページでウンベラータの肥料を与えるポイントを詳しく纏めています。ウンベラータもゴムの木の仲間ですので、よろしければ合わせてご覧ください。
ポイント4.植え替えをする
生長が早いゴムの木にとって、根詰まりをすることは落葉の大きな原因となります。植え替えをしないと、鉢が根で一杯に。やがて根詰まりをおこして養分や水分が得られなくなり、葉が徐々に落ちてしまいます。

上の画像のような状態だと土がほどなくなっている状態なので根が水分を吸収できなくなります。

根詰まりをしたゴムの木は生長期の前(4月~5月がベスト!)に植え替えをしましょう。現在の鉢よりも直径で3cm程度大きな鉢に植え替えることが理想です。
詳しくは下記のページで纏めていますので、合わせてご覧ください。
>>観葉植物の植え替え時季や注意点、具体的な植え替え方法を解説!の記事はこちら
ポイント5.害虫を防ぐ方法を知る
ゴムの木に害虫がつくとゴムの木の養分を奪われてしまい、樹勢が弱くなるだけでなく、ひどい場合は枯れてしまう恐れがあります。
ゴムの木に注意が必要な害虫はハダニやカイガラムシやスリップス。春~夏に多く発生し、枝や葉から養分を吸ったり、排泄物で菌が繁殖してスス病などの病気を発生させます。
これらの害虫を防ぐためには風通しをよくして、葉を湿った布で拭いたり霧吹きで葉水します。害虫は繁殖力が強いので、早期に発見して駆除することが大切。カイガラムシの幼虫は薬剤で駆除できますが、成虫の場合は古い歯ブラシなどで落としてください。
では他にどのような害虫がいて、どのような薬剤を使用すればいいのか、それぞれの害虫に適し薬剤を下記のページで詳しく纏めていますので合わせてご覧ください。
>>観葉植物に虫が発生するのが心配な方への記事はこちら
ゴムの木の葉が落ちない環境をつくってあげましょう
ゴムの木の葉が落ちる原因は、生育環境にあります。ゴムの木の産地は広く、その種類は約800種類。気に入ったゴムの木が見つかったら、育て方を確認して環境を整てあげましょう。
APEGOでは、フィカスアルテシマ、フィカスベンガレンシスというゴムの木をはじめ、さまざま種類のゴムの木をご用意しております。すべて1点もので写真の商品現物をお届けします。季節ごとの詳しい管理法を記載したカードを同時に送付しますので安心して、ゴムの木をお楽しみいただけます。