観葉植物に虫が発生するのが心配な方へ

「観葉植物を育ててみたいど、虫が付くのがイヤ!!」観葉植物を既にお持ちの方だけでなく、これから購入を検討している方にも気がかりな事だと思います。

しかし、観葉植物には素晴らしい魅力が沢山あります。虫が出るからと言って躊躇することなく、虫の対策を学んで、観葉植物を満喫しましょう!

観葉植物に発生する代表的な虫

観葉植物に発生する虫といっても様々です。植物に直接ダーメジを与えるわけではないけど、人を不快な気分にさせるコバエ。

葉の樹液などを吸って直接、観葉植物に被害を与える、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなど、様々です。

ここでは、直接的な被害を引き起こす代表的な3つの虫についてと、コバエについて、どのような対策をとれば良いのかを解説します。

ハダニ

ハダニに対する有効薬剤の解説ハダニは高温で乾燥した環境で発生しやすい虫です。6月から9月に多く発生します。名前に「ダニ」と表現されますが、実際には蜘蛛の仲間です。

観葉植物の葉の裏側に発生する事が多いハダニは、非常に小さいので、肉眼で発見するには困難です。

だからといって放置すると、葉の全体が白っぽくなり、元気がなくなってしまいます。

ハダニは水に弱い性質があるので、こまめに葉水を葉の表裏にしっかりと施して、洗い流すのが良いでしょう。

発生してからの対策ではなかなか全滅させることができないので、6月ごろになったら、しっかりと葉水をすることをおすすめします。
ハダニに対する有効薬剤をローテーションする解説APEGOでは6月になったら上記の住友化学園芸のGFモストップジンRスプレーを散布することをおすすめします。この薬剤を葉の表裏にくまなく散布してください。

ハダニは薬剤に対する耐性が強く、一度散布した薬剤は効きにくくなります。そのため数種類の薬剤をローテーションして散布する必要があります。

そこで上記の「ベニカXネクストスプレー」と「GFモストップジンRスプレー」の2種類の薬剤を3週間の間隔で散布する事がオススメです。

カイガラムシ

カイガラムシに対する有効薬剤の解説白っぽいの殻で被われているカイガラムシは、観葉植物のいろいろな場所に発生し、樹液を吸い、必要なアミノ酸だけを吸収しあとは排泄します。

この糖分を含む排泄物をそのままにしておくと、糖分がアリを誘引するだけでなく、カビが生えて枝や葉が黒くなってしまいます。これがいわゆる、スス病です。

カイガラムシはハダニと違い、サイズが大きいので、目視ですぐにわかります。初期段階であれば、歯ブラシなどの固めのものでこすって落としたり、ノズル付きジェットホースで吹き飛ばしたりして除去します。

大量に発生して手に負えない場合は上記の薬剤を使用しましょう。
カイガラムシに対する有効薬剤と予防の解説予防の方法としてオススメなのは4月ごろに上記のオルトランを土の上に撒くことです。オルトランは土の表面に撒くことで水やりの際に溶けだして、その成分が根から吸収し、植物自体にカイガラムシを寄せ付けない効果があります。

発生して蔓延したら「カイガラムシ退治スプレー」、予防には「オルトラン」と覚えておいてくださいね。

アブラムシ

アブラムシに対する有効薬剤の解説アブラムシは、観葉植物の伸び盛りの新芽や若い葉に群れで付いて、食害を起こします。繁殖力が旺盛で、あっという間に大量に発生します。

対策方法としては、濡らした布や紙でふき取ったり、勢いよく水をスプレーして吹き飛ばすのも良いでしょう。

蔓延して駆除が難しい場合は、アブラムシに対して効果のある上記の「ベニカマイルドスプレー」を散布しましょう。

アブラムシは1度の散布では完全に死滅しないので、1週間に1度の間隔でいなくなるまで散布します。
アブラムシに対する有効薬剤と予防の解説予防対策としてはカイガラムシと同じく「オルトラン」を使用するのが効果的です。オルトランにはアブラムシに対しての効果も確認されています。

コバエ

コバエに対する有効薬剤の解説コバエは土に含まれる有機質な養分に発生します。観葉植物に直接的な影響は与えませんが、見た目にいやな気分になりますので、駆除が必要です。

コバエは風通しが悪く、じめじめとした環境を好みますので、風通しが良い場所に置くだけで発生を防ぐことができます。

しかし、一度発生すると卵を産み、増えていくので、上記の薬剤をおすすめします。コバエは生殖サイクルが非常に早いため、定期的に土の表面に散布することが必要です。

コバエがいないときは1か月に1度、発生している時は1週間に1度の間隔で土の表面に散布しましょう。

ここで注意が必要なのは水やりです。薬剤を散布後、すぐに水やりをすると有効成分が土の中に入っていき、根を傷める可能性がありますので、水やり後に散布しましょう。

コバエには「ピレトリン」という成分が効果的です。もしお手持ちの薬剤の有効成分に「ピレトリン」が含まれているならば、その薬剤でもコバエには効果があります。

虫対策は万全に

今回、代表的な害虫対策について説明してきましたが、実際にはもっと様々な種類の虫がいます。また、虫が発生しやすい対象の観葉植物も様々です。虫に対して強い観葉植物もあれば、弱い観葉植物もあります。

対処の仕方はそれぞれで違いますが、神経質になり過ぎる必要性はありません。

今回解説した虫の駆除対策を実践することで、楽しい観葉植物ライフを送りましょう!APEGOでは、さまざまな観葉植物を取り扱っています。

購入前も虫対策の相談や、ご購入後の虫対策など、いつでもお問い合わせください!!相談内容や症状に合わせてしっかりと対策方法をご提案します。

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