季節や置き場所に注意!ウンベラータの育て方


かわいいハート型の葉が魅力で定番人気のウンベラータ
。ウンベラータの管理方法や、植え替え時期などに注意しながら上手に育てていきましょう。

今回は、ウンベラータの正しい育て方を6つのポイントにまとめました。

目次

動画で解説!ウンベラータの育て方

ウンベラータの育て方のポイント1.温度調節と置き場所

育てる上での温度調節方法や置き場所、日当たりなど、管理方法に注意が必要です。その2点について注意点を中心にお伝えします。

ウンベラータは初心者でも育てやすい観葉植物なので、これから紹介するポイントをおさえて、枯らさないようにしましょう。

温度調節

耐寒気温は5度なので、それ以上であれば枯れることはありませんが、常時5度だと弱々しい姿になりますので、元気な状態を維持するためには10度以上を保てる場所で管理して育てるようにしたほうが良いでしょう。

最低気温が12度以上の季節であれば戸外に出しっぱなしでも大丈夫ですが、それ以下の気温の季節は外に出さないように注意してください。

置き場所

日当たりを好む植物ですので、年間を通じて日当たりの良い場所であれば室内でも楽しむことができます。

寒い冬以外は戸外の風通しの良い環境の方がすくすくと育ちます。しかし真夏の直射日光はウンベラータにとっては強すぎるため葉焼けを起こしてしまいます。明るい半日陰に置くようにしましょう。

※“明るい半日陰”をわかりやすく時間帯でいうと、午前中の10時頃まで日が差すような環境。それ以降の時間になると日差しが強すぎるため、葉焼けを起こす可能性があります。

真夏以外でも、暗い場所から急に強い太陽光にを当てると葉焼けや変色の原因にもなりますので、少しずつ慣らしながら、明るい場所へ移動させます。

最低気温が12度を下回りだしたら、室内に入れて管理します。

ウンベラータは耐陰性に強いとはいえ、冬は日照不足になりがちなので、なるべく窓辺で太陽光に当てるほうが良いでしょう。

ウンベラータの育て方のポイント2.季節によって違う水やり

土の乾き具合の説明季節によって、水やりの方法も異なります。特に気温や湿度が下がる冬は注意が必要です。季節別に、水やりの方法をご紹介します。

春と秋

土の表面が上記の画像のように乾いてきたら、鉢底から水が出るまでたっぷりの水を与えましょう。

夏は気温が高く、土がよく乾くので、乾いたらすぐにたっぷりと水を与えて水切れに注意してください。

土の状態以外にもウンベラータの葉が下へ向きだしたら水分不足のサインです。水をやってしばらくすると、また元の姿に戻ります。

だんだんと気温が下がると、ウンベラータは根から水を吸い上げる力が弱くなってきます。吸い上げる力が弱くなるということは、水の消費が減りますので、土の乾きも遅くなってきます。

少しずつ水やりの間隔をあけて、上記の画像のように土の表面が乾いてから更に2~3日後に与えるようにします。

水やりのコツは“土が乾いてきたら鉢底から水が出るまでたっぷり与えて、受け皿に水はためておかない”と覚えておきましょう。

※冬に夏と同じペースで水やりをすると土が乾くことがなく、常時湿った状態が続きますので、根腐れの原因となります。春から秋にかけてよりも冬の方が根腐れを起こすことが多いため、冬の水やりの回数は控えめにするよう、心がけましょう。

1年を通じて霧吹きで葉水を

ウンベラータの霧吹きのイメージ空気も乾燥しているので、葉水も忘れずに。特に冬場は、暖房器具の使用などで空気が乾燥しがちになります。

空気が乾燥する環境はウンベラータにとっては過酷な環境と言えます。ウンベラータの周りに軽く霧吹きで葉水をするだけでも空気中の湿度が上昇しますので、ぜひ試して下さいね。

葉水を与えるタイミングですが、夏は涼しい朝夕に、冬は暖かい日中に与えましょう。それ以外の季節はどのタイミングでも問題ありません。

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ウンベラータの育て方のポイント3.最適な植え替え時期

ウンベラータの植替えのタイミングと方法植替えの時の鉢の大きさの説明生育が旺盛なウンベラータは3、4年に1度のペースで、一回り大きなサイズの鉢に替える必要があります。

また、鉢の底穴から根が出てきて、鉢内が根詰まりぎみになったときも植え替え時期のサインです。

その他、ウンベラータが大きく成長しすぎて鉢が小さくなり、バランスが悪くなって転倒する危険がある場合は早めに植え替えてあげましょう。

植え替える季節ですが、寒い冬の植え替えは、ウンベラータの負担が大きいので、暖かい3月~6月が理想的。
ビギナーに方におすすめの土植え替える際の土はできるだけ水はけが良く、適度に保水性と保肥性が高い土がよいでしょう。慣れないうちは自分で配合するより、上記の「花ごころ 三ツ星 室内観葉植物の土」のように配合されている土がおすすめです。

ホームセンターの園芸売り場で手軽にお求めいただけますので、ぜひお試しください。
ウンベラータに最適な自作配合の土の説明自分で配合する場合の比率は、赤玉土(小粒)4:ピートモス4:パーライト2にするのがおすすめです。

※APEGOでは上記の配合の土にヤシガラも少し混ぜています。ヤシガラを混ぜることで保水力を高めると同時に土を柔らかくする効果も期待できます。

「ウンベラータの植え替え時期と作業のポイント」の記事もチェック!

ウンベラータの育て方のポイント4.肥料の与え方

ウンベラータにおすすめの肥料の説明どれだけ慎重に植え替えをしても、植え替え直後はウンベラータの根が傷んでしまいますので1ヶ月は肥料を与えないほうが良いでしょう。

それ以降は春~秋にかけて上記の固形と液体の肥料を与えるようにしましょう。冬は成長しませんので、肥料は与えません。

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ウンベラータの育て方のポイント5.挿し木を行う

ウンベラータの挿し穂の画像挿し木とは、剪定した枝を新しい苗として育てる方法のこと。挿し木をする際は、枝の切り口を斜めにして表面積を大きくすることで、水分や栄養分を吸収する力が強くなります。

気温が低い季節は根が出にくいので、成長期である4月~6月頃に行うのがベストです。

上記の画像の発根促進剤(住友化学園芸:ルートン)を使用すると成功率がグンとアップします。

繊維をつぶさないように枝をカットするのがコツ

剪定の切り口の状態切り口の繊維がつぶれると、そこから腐ってしまう可能性があるため、よく切れるハサミでスパッと切ってください。

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ウンベラータの育て方のポイント6.剪定は必ず行う

ウンベラータの剪定の説明ウンベラータの剪定後の様子ウンベラータは成長スピードが早いため、放っておくと枝が伸びて樹形がくずれてしまいます。また、上へ上へ伸び続ける性質があるため、室内では天井まで届いてしまう可能性も。

そのため、室内で剪定せずに育てると、せっかくお気に入りの樹形を購入しても形が崩れてしまい残念なことに。

ウンベラータの剪定時期

寒さや乾燥に弱いため、冬は避けて春から夏の成長期に行いましょう。暖かくなってくる3~4月頃からが最適と言えます。

「ウンベラータの剪定で注意すること」の記事もチェック!

これからの理想の樹形をイメージ

ウンベラータの樹形コレクション剪定をはじめる前、必ず樹形の完成イメージをはっきりしてから行いましょう。ウンベラータを置く部屋に合ったバランスをイメージしてみると良いかもしれません。

インテリアにぴったり!ウンベラータの魅力

ここまでウンベラータの育て方についてご紹介してきました。ここからは少し視点を変えて、ウンベラータの魅力に迫ってみましょう。

インテリアアイテムとしても人気のウンベラータには、どんな魅力が詰まっているのでしょうか。

【魅力①】ハート型の可愛らしい葉っぱが大人気

ウンベラータの美しい葉ウンベラータの人気ポイントとして最初に思いつくのは、可愛らしいハート型の葉っぱです。

この可愛らしい見た目が好まれ、自宅用の観葉植物としてはもちろん、雑誌やCM、企業広告など「おしゃれな暮らし」を体現してくれるアイテムとして広く親しまれています。

植物の成長にあわせてさまざまな大きさのハート型が楽しめるウンベラータは、眺めているだけで幸せな気分に浸らせてくれる観葉植物です。

ウンベラータには幸せを象徴する花言葉が

実はウンベラータの花言葉には、「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」といった幸せを象徴する意味が込められています。結婚や出産のお祝い用に、プレゼントアイテムとして選ばれることが多いのもそのため。

また、家族やパートナーとの幸せを祝うために、寝室やリビングに飾ってみても良いでしょう。

>>ウンベラータの花言葉について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック!

【魅力②】しっかりとした枝ぶりの幹にも注目

ウンベラータのいろいろな形の幹ウンベラータを楽しむポイントとして、幹の形にも注目してみましょう。しっかりとした枝ぶりは、植物ならではの生命力を感じさせてくれます。

また、曲線状に枝が成長すると個性を感じさせてくれるだけでなく、インテリアとして活用する際も置く角度によって違った表情を見せてくれます。

曲げ木でオリジナルの形を楽しもう

幹をワイヤーで曲げる方法の説明ワイヤーなどを使って幹の形を変える「曲げ木」に挑戦してみるのも、ウンベラータの魅力をより楽しむ方法の1つです。自分好みの形に幹の曲げることができるので、日々の成長がますます楽しいものに変わります。

ワイヤーなどが難しい場合は、紐などを使って形を整える方法もあるので、興味がある方は挑戦してみてください。

【魅力③】葉の量を調整してイメチェン!

ウンベラータの葉の量とバランス育て方のポイントでもご紹介しましたが、ウンベラータは成長スピードが早い観葉植物です。そこで、葉っぱの量を剪定などで調整しながらイメージチェンジ!

全体のバランスを整えるだけでも、それまでとは違った表情に仕上がり、新しい魅力を発見できます。

ウンベラータの商品一覧はこちら

葉っぱの大きさも剪定の参考に

全体のバランスを整える際は、葉っぱの大きさも参考にしましょう。上部に大きめの葉を残す方が全体のバランスが良く見えます。

葉っぱの量を調整する場合も、枝や幹の剪定前とおなじく完成形をイメージしておくと良いでしょう。

>>剪定に関する詳しい情報はこちらをチェック!

お部屋に置くならここ!ウンベラータのインテリア例

最後に、ウンベラータをお部屋に置く際のインテリア例をいくつかご紹介します。

窓際で太陽の光と共演させる

背景から光が当たるウンベラータの美しい葉窓際はウンベラータの置き場所の中でもおすすめの箇所です。太陽の光に緑の葉っぱが輝く姿は、お部屋全体を明るい印象に変えてくれます。

時間帯によっては、光の中に浮かぶハート型のシルエットを楽しむことができ、ウンベラータの魅力をより一層引き立ててくれます。

寝室でリラックスタイムを演出

寝室にウンベラータを置いてみるのもおすすめです。植物ならではの温かみのある雰囲気が、お休み前のリラックスタイムを演出してくれます。

ウンベラータには幸せを象徴する花言葉があることから、ゆったりとした空間づくりにはぴったりです!

育て方のポイントを押さえて存分に魅力を満喫

ウンベラータは育て方のポイントさえ押さえておけば、誰にでも育てることができます。ハート型の葉っぱや個性ある幹の形は魅力に溢れており、インテリアアイテムにもぴったりです。

APEGOの通販サイトでも大人気のウンベラータ。入荷してもすぐに売り切れになることが多いので、入荷のチャンスを見逃さないよう、こまめにショップをのぞいてみてくださいね!

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