観葉植物を育てるのに必要なもの・あると便利なもの!
初めて観葉植物を育てる方にとって、アイテム(道具)選びは悩みがちなポイントです。必要なものはどんなアイテムなのか、あれこれと情報を調べている方も多いのでは。
そこで今回は観葉植物を育てるために必要なもの、あると便利なものをまとめてご紹介します。植物を育てるのに必要なアイテムや、用意しておくと便利なアイテムをそれぞれご紹介しますので、道具選びに役立ててください。
目次
- 【これだけは揃える!】観葉植物に必要なものは?
- 1.ジョウロ・水差し
- 2.霧吹き(スプレー)
- 3.スコップ・土入れ
- 4.剪定ばさみ
- 5.グローブ(軍手)
- 6.温度計・湿度計
- 【作業がはかどる!】あると便利な観葉植物グッズ
- 1.鉢
- 2.観葉植物用の土や肥料
- 3.水分計(割り箸)
- 4.LEDライト
- 5.送風機(扇風機)
- 6.新聞紙やホウキ
- アイテムを揃えて観葉植物を元気に育てよう
【これだけは揃える!】観葉植物に必要なものは?
まずは観葉植物を育てる際に、これだけは揃えておきたい必要なものからご紹介します。これからアイテムやグッズを選ぶ初心者の方は、まずここで紹介する道具から揃えていきましょう。
1.ジョウロ・水差し
観葉植物の水やりに欠かせないのが、ジョウロや水差しです。
ジョウロは園芸場や花壇の水やりでよく見かける大きいサイズのアイテムで、たっぷりと水を与えられます。
容量も2~3リットルのものから大きいものでは10リットルのサイズも揃い、用途に合わせて選べます。
水差しはジョウロに比べて小さいサイズをしており、水の量も500ミリリットルから1リットル程度と少なめです。その分使い勝手や持ち運びに長けており、室内で小さめの観葉植物を育てるのに便利です。
ジョウロと水差しどちらを購入するか迷ったら、観葉植物のサイズを参考にしてください。一度にたっぷりと水を与える大きいサイズならジョウロを、少量の水で足りる小さいサイズなら水差しを選んでみましょう。
2.霧吹き(スプレー)
霧吹きも観葉植物を育てるなら用意しておきたいアイテムです。
観葉植物は土の中の根からだけでなく、葉の表面からも水分を吸収します。そのため、霧吹きを使って葉水(はみず:葉に水を吹きかける)をすると、水分補給や乾燥対策に役立ちます。
また葉の表面や裏側には病気の原因となる害虫が潜んでいる場合がありますが、普段から葉水をすれば害虫が洗い流され防虫効果も期待できます。
>> 観葉植物を育てる上で葉水が大切な理由
3.スコップ・土入れ
スコップや土入れも、観葉植物を育てるなら準備しておきましょう。観葉植物は成長に合わせてひと回り大きいサイズの鉢に植え替えが必要です。
また土や肥料を追加する場面もあるため、スコップがあると作業がはかどります。
土入れとは移植ゴテとも呼ばれる園芸作業用のアイテムで、スコップと違い取っ手がありません。その代わり細長いカップ型の形状で片手で使用でき、土が注ぎやすいよう縁部分が大きくカットされています。
スコップと土入れはどちらを選んでも構いません。しっかりと力を込めて土を掘り起こしたいなら、スコップが扱いやすいでしょう。
扱う土の量が少ない場合や、軽い道具を選びたいなら土入れがおすすめです。
4.剪定ばさみ
剪定ばさみは、伸びすぎた枝や葉、枯れた部分の剪定に使用します。観葉植物は成長すると伸びた枝や葉が重なり合ってしまい、成長を邪魔してしまう場合があります。そんな時は伸びすぎた片方の枝や葉を剪定し、もう片方の成長を促してあげましょう。
また枯れ枝や枯れ葉はそのままにしておくと見た目にも悪いため、剪定ばさみを使って切り取ってあげます。
5.グローブ(軍手)
観葉植物を育てるならグローブを1つ準備しておきましょう。
土や肥料を与える際や、枝葉を剪定する際には手が汚れてしまいがちです。
また観葉植物の種類によっては樹液が皮膚のかぶれを引き起こす場合もあるため、グローブをして作業をすると安心です。
軍手や手袋でも構いませんが、防水性や耐久性を考えるなら園芸用のグローブがおすすめでしょう。
6.温度計・湿度計
観葉植物の成長には温度管理が欠かせません。
温暖な地域で育つ種類は冬場の寒さで弱ってしまう場面も多く、温度計を用意して確認するクセを付けておくと安心です。
また空調機器を使う場面が多いなら、湿度計も合わせて用意しておくと便利です。
最近では温度と湿度を同時に確認できるタイプや、デジタル表示のタイプも手軽に入手できるので、ぜひ購入しておきましょう。
【作業がはかどる!】あると便利な観葉植物グッズ
ここからは、観葉植物を育てる際にあると便利なアイテムやグッズをご紹介します。1.鉢
観葉植物を大きく育てるには、2年~3年に一回植え替えをする必要があります。成長して根が伸びていくと、購入時の鉢のサイズでは窮屈になってしまいます。そんな時はひと回り大きいサイズの鉢を用意しましょう。園芸店やホームセンターで手軽に入手できます。また、見た目の雰囲気を変えるために、鉢を変えてみるのも楽しみ方の一つです。自分の好みやお部屋のインテリアと合わせれば、植物の魅力がさらに引き立つでしょう。
鉢を購入する際は、鉢底の穴を覆うための鉢底ネットをお忘れなく。安価で大きいサイズが購入できるので、鉢底のサイズに合わせて切り分けて使用してください。
2.観葉植物用の土や肥料
植え替えを行う場合は観葉植物用の土や肥料を用意しておきましょう。
土は園芸店やホームセンターで購入できる観葉植物専用の土を選んでください。
また、水はけや成長を促すために、鉢底には鉢底石を敷くことをお勧めします。土の配合は植物の種類によって違ってくるため、事前にネットで検索しておくと安心です。
肥料は観葉植物の成長を促す役割をはたします。長く同じ土に植えていると、土の中の栄養分が枯渇してしまい成長が止まってしまいます。
肥料には固形タイプと液状タイプがあるため、用途に応じて選んでみましょう。固形はゆっくりと時間をかけて浸透するタイプ。液状は速効性がありますが長期間持続しない特徴があります。
>> 観葉植物に肥料を与えるときの正しい知識
3.水分計(割り箸)
水分計とは、観葉植物の土の中の水分量を計測するアイテムです。土の表面は乾燥していても、土の中はまだ水分がたっぷり残っている場合があります。この状態で水やりを続けてしまうと、水分過多や酸欠を起こし、根腐れの原因になることも…。
水分計は細い棒状のアイテムで、土に挿し込むと内部の水分量を計測してくれます。正確に計測できるタイプはやや高価ですが、棒部分の色が変化し水やりのタイミングを確認できる安価なタイプも多数揃っています。
「あまり予算はかけたくない…」という場合は、割り箸を使って湿り気を確認するのもおすすめです。
4.LEDライト
室内の日当りが悪い場所で育てるなら、育成用のLEDライトを活用してみましょう。観葉植物は日当たりの良い環境を好み、光合成をして栄養分を生み出します。そのため暗い場所に長く置いておくと軟弱な株に育ったり、病気を引き起こしたりします。
しかしスペースや置き場所の関係でどうしても日当たりの悪い場所を選ぶなら、育成用のLEDライトを活用してください。自然光ほどではありませんが、育成用のLEDライトでも植物の光合成を促せます。
観葉植物の育成用のLEDライトはネットでも販売されているため、気になる方は調べてみてください。
5.送風機(扇風機)
観葉植物の葉には気孔と呼ばれる小さな穴があり、この部分で呼吸をしています。しかし室内の無風状態では呼吸がうまくできず、成長が鈍ってしまいます。そんな時は小さな送風機を使って風の流れを作ってみましょう。窓を開け、観葉植物から少し離した位置から風を送れば成長を促せます。
扇風機でも代用できるので、使い勝手や置き場所とのバランスを考えて選んでみてください。
6.新聞紙やホウキ
最後に、観葉植物の手入れをしていると土が床にこぼれてしまい汚してしまう場合があります。作業前には新聞紙を敷いておくと、床を汚さず作業できます。また剪定後の枝や葉の先からは樹液が流れ出る場面も。こんな時も新聞紙で包んで処分すれば部屋を汚さず作業できます。
少々の土であれば、わざわざ掃除機を取り出さずホウキで掃けば手間がかかりません。この機会に小さいホウキを用意してみてはいかがでしょうか。
アイテムを揃えて観葉植物を元気に育てよう
今回は観葉植物を育てる際に必要なもの・あると便利なものをご紹介しました。
観葉植物用のグッズやアイテムは園芸店やホームセンター、ネットショップなどで手軽に購入できます。また必要最低限のものであれば数も多くないため、初心者でもすぐに揃えられます。
必要なアイテムが揃えば、観葉植物を育てる楽しみが増えるはず!さっそくグッズを揃えて、大切な植物を元気に育ててみましょう。