シェフレラの葉が落ちると悩んでいる方に見て欲しい!

掌状の光沢のある葉が美しいシェフレラ。観葉植物として人気の高い種類ですが、「最近、葉がよく落ちるので悩んでいる」という声が聞かれます。シェフレラの葉が落ちてしまう原因として考えられることを解説していきたいと思います。

原因を見つけ、早めに対処するための参考としてお役立てください。

目次

シェフレラの葉が落ちる4つの原因

シェフレラは熱帯~温帯のアジアやオセアニア地域に自生する観葉植物です。掌状の光沢のある葉っぱが特徴で、みずみずしい植物らしさが人気を集めています。種類が多いことでも知られており、世界中で約550種もの仲間が自生するとされています。

そんなシェフレラの悩みで多いのが「葉が落ちる」というもの。特に斑入りのシェフレラによく見られる症状ですが、葉が落ちてしまうとバランスので早めに対処したいところです。シェフレラの葉が落ちる原因はさまざまですが、まずは原因を見つけて適切に対処するのがポイントです。早い段階で対処すれば、新芽が生えて元の美しい状態に回復します。

では、シェフレラの葉が落ちる原因として考えられる4つのポイントを確認していきましょう。


1.水が不足している

カラテア 葉が落ちる
1つ目の原因として考えられるのが水不足です。

シェフレラは水分が不足してしまうと、葉の乾燥が進みしわしわの状態になってしまいます。この状態が長く続くと弱ってしまい、葉が落ちる原因となります。とく生長が旺盛な夏場は水分の消費スピードが早い季節です。土の乾燥状態を観察し、水切れを起こさないように対処しましょう。

【症状】

  • 葉が乾燥する
  • 葉がしわしわになる
  • 土が極度にカラカラに乾いている

【対処法】

シェフレラの水やりは土の表面が乾いたタイミングを目安に与えます。指先で土をつまんで、ポロポロと落ちる程度が目安です。冬場は生長のスピードが遅くなるため、水の消費量も少なくなります。

シェフレラの土が乾いた様子

目安としては上の画像のように乾くと白っぽくなりますので、そのタイミングで水やりをしましょう。

気温が低下するのに合わせて、徐々に水やりの間隔を空けていきましょう。最も寒くなる季節は、土の表面が乾燥してから23日程度間隔を空けて問題ありません。

極度に土が乾いてしまうとなかなか土が水を吸収しなくなりますので、その場合はバケツに水を張り、鉢が丸ごと水に30分ほど浸けましょう。

2.根詰まりを起こしている

カラテア 葉が落ちる

根詰まりを起こしている場合も、シェフレラの葉が落ちやすくなります。
根詰まりとは鉢の中で根っこが伸びすぎてしまい、生長するスペースがなくなってしまう状態です。

この状態が続くと、シェフレラは水分や栄養分をスムーズに吸収できず、次第に弱ってしまいます。根詰まりを放置しておくと、根が腐ってしまう「根腐れ」の原因にもなるため、葉が落ちる症状が目立ちはじめたら、早めに対処してあげましょう。

【症状】

  • 水の吸収が遅い
  • 鉢の底から根が出ている
  • 購入から5年以上植え替えていない

【対処法】

シェフレラを植え替える際の鉢の大きさを解説した画像根詰まりを起こしている場合は、できるだけ早いタイミングで鉢を植え替えてあげましょう。現在の鉢よりひと回り大きい鉢を用意して、植え替えをしてあげます。植え替えの際は少し根をほぐしてあげ、弱った根や伸びすぎた根は切り取っておきましょう。

3.風通しが悪い

カラテア 葉が落ちるシェフレラは観葉植物の中でもとても丈夫で育てやすく寒さにとても強い観葉植物です。しかし風通しには敏感で締め切ったお部屋などで空気の流れがあまりない場所では落葉しやすくなります。特に斑入りの品種には注意が必要です。

【症状】

  • 葉に茶色いシミができる
  • 仕事などで日中に締め切った状態がよくある
  • 下葉からポロポロと落葉する

【対処法】

季節によって対処法は異なります。冬は風通しが悪い場所でも落葉はあまり見れませんが、春から秋の生長期に風通しが良くないとパラパラと落葉しやすくなります。
サーキュレーターなどでお部屋の空気を循環させるだけでも効果があります。もしくは水やりの際に2~3時間ほど戸外の風通しの良い場所で風に当ててあげると植物も機嫌が良くなりますのでぜひお試しください。

残念ながら落葉がひどくてなかなかおさまらない場合は、最低気温が10℃以上の季節であれば戸外の風通しの良い場所に出しっぱなしにしましょう。毎日葉の葉水をすると更に効果が期待できます!

4.病害虫が発生している

シェフレラに有効な薬剤を紹介した画像

生育環境を整えたにも関わらず、葉が落ちる症状が続くなら病気や害虫の発生を疑ってみましょう。

病気や害虫は早期に治療をしないと、株全体が弱る原因となります。最悪の場合は株が枯れてしまう恐れがあるため、早期発見、早期治療が第一です。

【症状】

  • 葉の裏に小さな粒々がある(アブラムシ)
  • 葉の表面がベタベタする(カイガラムシ)
  • 葉が白や灰色などに変色する(炭そ病)


観葉植物に虫が発生するのが心配な方へ
の記事を見る

【対処法】
アブラムシやカイガラムシといった害虫が発生した場合は、専用の薬剤を使用しましょう。園芸店やホームセンターで販売しているので、購入して対処します。上記の記事で詳しく解説しています。炭そ病などの病気の場合は、まず発生した葉っぱを切り落とします。その後専用の薬剤を塗布して、風通しの良い場所で様子を観察しましょう。

病気や害虫は発生してから対処するとなると、ある程度被害が広がってしまいます。そこで日頃から予防を心がけておくのが大切です。おすすめなのが霧吹きを使って葉を濡らす「葉水」。

葉の表面だけでなく、裏面にも水を吹きかけてあげれば、病害虫の予防に効果があります。また、葉の乾燥予防にも効果的なので、1日1回程度を目安に葉水をしてあげるとよいでしょう。

シェフレラの葉がよく落ちる場合は原因を把握して早めの対処を

今回はシェフレラの葉が落ちる原因と対処法についてご紹介しました。

シェフレラは美しい葉が特徴の観葉植物ですが、生育環境が整っていないと葉が落ちる症状が発生します。しかし原因を把握し、早期に対処すれば元通りの美しい姿に回復します。今回ご紹介した考えられる原因を参考に、早めの対処を心がけてください。

APEGOでは写真現物一点ものの観葉植物を取り扱っています。商品はすべて掲載されている商品をお届けしていますので、樹形や色合いなど好みの株をお選びいただけます。また、観葉植物の育て方やお悩みについてのご相談にも対応していますので、気になる症状があればお気軽にお問い合わせください。

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