意外と知らない⁉ 冬の観葉植物の管理で気を付けて欲しい事

本日は冬に気を付けたい観葉植物の管理についてご紹介していきたいと思います。意外と知られていないことや勘違いで誤った管理方法をされている方も多いようですので、ぜひ冬シーズンが到来する前に一読ください!

日当たり

日当たりよりも暖かい場所を優先した方が良いことを解説した画像

植物にとって日当たりはとても大切!「暗い場所で育てている場合は外の日当たりの良い場所で日光浴をさせましょう!」ってよく目にしませんか?

これはあくまで春~秋の生長期の話でして、冬(特に気温が10度以下の環境)は植物はほとんど生長しませんので、日光に当てなくても特に問題はありません。

それよりも寒い中、無理矢理に日光に当てようとして寒い環境に置くことで逆に植物を傷めてしまう可能性もあります。上記のようなテラスがあれば最高ですが…。冬は日当たりよりも気温を優先するようにしてくださいね。

 

水やり

冬は土を乾燥気味に管理する方が良いことを解説した画像

こちらも観葉植物を育てる上でとても大切な要素。春~秋の季節は土がカラカラに乾いたらすぐに水やりをしないと植物が萎れてしまいます。

でも、冬は同じくらい土が乾いても植物が萎れることはありません。それよりも更に2、3日水やりをしなくても萎れません。
冬は植物がほとんど水を必要としないため、少々水が切れていても大丈夫なんです。

だから生長期と同じペースで冬も水やりをしていると水分過多になって根腐れを引き起こすことになります。
私も冬は温室の植物にほとんど水やりをしないので、管理が楽です♪

コツはちょっとスパルタ気味に植物に向き合うことですね!

葉水

冬は湿度を高く保つほうが良いことを解説した画像

先ほどのセクションで水やりは控えめに!とお伝えしました。

では葉に霧吹きで潤いを与える葉水はどうでしょうか。
正解は・・・「葉水は毎日てもOK」です!水やりは控えめなのに葉水は毎日だと矛盾しません⁉と思う方も多いのではないでしょうか?

冬は生長しないので根から水分を吸収する必要はありませんが、今ある葉っぱを維持する必要があります。葉に直接、潤いを与えることで葉の表裏から水分を吸収してシャキッとします。

少し萎れた野菜も水にさらすとシャキッとしますよね?それと同じことです。

寒い朝晩に葉水をすると寒さで植物が傷むので、暖かい日中に葉水をするようにしてくださいね。もし加湿器があれば60%ぐらいに設定するとベストですね。

植物にとって風はとても大切な要素であることを解説した画像

これは皆さんあまり気にされていない方が多いです。

風は植物にとってなくてはならない要素。難しい話は今回は割愛しますが、サーキュレーターなどでお部屋の空気を循環させるだけでも効果はありますし、微風であれば植物に直接あたっても構いません。

特に冬はこの風の流れを作ることで植物のコンディションがグンと上がりますので騙されたと思って、一度試してください。

まとめ

以上が私の経験から冬の管理方法についてアドバイスができることです。20年以上に渡り観葉植物を管理してきましたが、夏よりも冬の方が生長しないので管理は楽です。肥料を与える必要もありませんし、何より水やりの回数が少ないのが大きいですね。

皆さんもあまり過保護にせずに冬のグリーンライフを楽しみましょう!

※今回説明した内容は一般的な観葉植物を前提にお話ししました。水を好むカラテアやアグラオネマ、その他アロイド系の植物は極端に水を断つとコンディションを崩す可能性もありますので、注意してください。

もしお手持ちの植物はどうしたらいいのかわからない場合は当ページの一番上の「お問い合わせ」からご連絡ください。