樹形は引き算⁉
樹形ってどのようにすればかっこよく仕上がるのか。
意外と難しく考えている方が多いように思います。タイトルにも記載したように樹形とは引き算で考えるのが一番簡単!特に葉がもさもさして重たい感じになった植物は枝を間引いて幹肌を見せてあげるだけでも印象が大きく変わるんです!
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まずは現状の状態を把握してどのような樹形にしたいのか、その植物はどのような特徴があるのか。よく観察しましょう。
今回は全体的に葉が多すぎるので、所々の枝を切り、葉のグループを上部と下部のセパレートにしてみようと思います。また幹が少しカーブしていますので、このカーブの湾曲部分をより際立たせるように剪定してみようと思います。
切るときは思い切って!
切ると決めたら思い切りが大切です。今回は上記のように全体的に葉がもさもさしていますので、真ん中あたりの枝を3枝剪定します。
真ん中の3枝を剪定するだけでグッと樹形が良くなりましたよね。
枝をカットすることできれいにカーブした幹が現れました。剪定前は曲樹形に見えませんでしたが、このように綺麗な曲樹形に変化しました!
ワンポイント
これを知っているか知らないかで今後の生長が大きく変わってきます。
不要な枝を剪定するとき、上記の赤の線のように幹の間際でカットすると新芽が出てきにくい性質があります。ポイントは葉を1枚~2枚ほど残して剪定しましょう。
黄色の線のように切った後も1枚~2枚、葉が残るようにカットすることで次の新芽が出やすくなるんです。生長期の4月~10月であれば剪定してから1ヶ月ほどで新芽が出てきます。
でも…不要だから切ったのに新芽が出てこなくてもいいのでは…?と思いますよね。観葉植物はどんどん生長して樹形を変化させていきます。だから今後のことも考えて生長点(葉が出てくるところ)は残しておいた方が今後の樹形のバリエーションが増えるんです。
最後に
今回は樹形の整え方を説明しました。この記事では「シェフレラ」という植物をモデルにしましたが、ゴムの木やエバーフレッシュなどの他の植物にも共通する手法ですので、ぜひ試してください。
剪定の時季ですが、生長期でもある4月~10月に行うのがベストです。
ぜひお手持ちの植物の樹形を整えてイメチェンを楽しんでくださいね!
APEGOではご購入後、植物の樹形が大きく変化してしまった場合など、写真を送っていただければどのように剪定すれば良いかアドバイスもさせていただきます。