置き場所を選ばない小さいサイズの観葉植物を紹介!

観葉植物を育ててみたいけど、スペースや手入れの手間がかかりそうで諦めている方も多いのではないでしょうか。そんな方には、小さいサイズの観葉植物がおすすめです。
小さいサイズなら、お部屋のスペースを選ぶ必要もなく、手入れの手間もかからないので初心者でも安心して挑戦することができます。
今回は、小さいサイズの観葉植物をおすすめする理由や、人気の種類についてご紹介します。

目次

小さいサイズの観葉植物をおすすめする3つの理由

小さいサイズの観葉植物をおすすめする3つの理由観葉植物には実に多くの種類が揃っていますが、植物のサイズもバラエティーに富んでいます。
中でも初心者に人気が高いのが、小さいサイズの観葉植物。まずは、小さいサイズの観葉植物をおすすめする理由から見ていきましょう。

1.置き場所やスペースを選ばない

観葉植物 小さい1つ目の理由は、置き場所やスペースを選ばないこと
小さいサイズの観葉植物は、スペースの狭い空間にもすっぽりとおさまり、ワンルームや限られたスペースの中でも元気に育ってくれます。デスクやテーブルの上などに置けるため、インテリアの幅を広げ自由なコーディネートが実現可能。
また、観葉植物は定期的に日光浴をさせることが元気に育てるコツですが、毎回大きな鉢植えを移動させるのは一苦労です。その点小さいサイズなら持ち運びも手軽なため、日当たりの良い窓際に移動させるのも手間がかかりません。模様替えや気分によってインテリアを変えたいときも、サイズの小ささが重宝するでしょう。

2.初心者でもお手入れしやすい

観葉植物 小さい2つ目は、初心者でもお手入れがしやすいこと
サイズの大きい観葉植物は、存在感もあり魅力的ですが、手入れの手間がかかる点がネックです。とくに観葉植物を初めて育てる方にとっては、ハードルが高いと感じてしまうでしょう。
小さいサイズなら、掃除や剪定といった手入れの手間がかからず、初心者でも安心して育てることができます。初めて観葉植物を育ててみたいという方は、小さいサイズを選んでみるのもおすすめです。

3.複数の種類を楽しめる

観葉植物 小さい3つ目は、複数の種類を楽しめること
小さいサイズの観葉植物なら、置き場所のスペースに余裕ができるので、違う種類の植物を複数購入して楽しむことができます。観葉植物は種類によって魅力や成長の仕方が大きく違うため、それぞれの特徴を比べてみるのも面白いでしょう。
また、小さいサイズの多肉植物などを複数購入し、寄せ植えをしてみるといった楽しみ方もおすすめです。

おすすめはこれ!小さいサイズの観葉植物10選

ここまで小さいサイズの観葉植物の魅力についてご紹介しましたが、実際に購入するとなるとどの種類を選べばよいのか迷ってしまいます。
そこでここからは、小さいサイズの観葉植物の中から、おすすめの種類をピックアップしてご紹介します。

1.ペペロミア

ペペロミアまずご紹介するのは、ペペロミアです。
熱帯アメリカを中心とした熱帯地域を原産とする観葉植物で、みずみずしい肉厚の葉っぱが特徴。種類も豊富ですが、全般的に小さいサイズが多いことで知られています。
湿潤な森の薄日が差すような環境に自生するため、置き場所を選ぶ際はカーテン越しや明るい日陰を選ぶのがポイントです。直射日光や強い日差しは苦手で葉焼けの原因にもなるため避けるようにしてください。
春から秋の成長期は土の表面が乾燥したら水をたっぷり与えてください。冬場は水やりを控えめにし、土の表面が乾燥してから2~3日程度は間隔を空けるようにしましょう。過湿を避けてメリハリを付けるのがポイントです。

【飾り方やおすすめポイント】
見た目の可愛らしさから女性人気が高いペペロミア。小さなサイズはデスクやお部屋の小スペースに置くだけで、空間に癒しを与えてくれます。種類や品種が豊富なため、自分が好きな見た目を選んで購入するのがおすすめです。

2.ハートカズラ

ハートカズラ続いてご紹介するのが、ハートカズラ。
南アフリカを原産とするハートカズラは、その名前の通り、ハート形の小さな葉っぱが特徴。ツル状の茎が長く垂れ下がるように成長し鎖のように連なってハートが並ぶ姿から、「ラブ・チェーン」という別名でも有名です。
サイズ感も小さめのものが多く、初心者でも育てやすい観葉植物です。日当たりのよい環境を好むため、春~秋の成長期には窓際や明るい場所を置き場所に選ぶと元気に育つでしょう。多肉質の葉をしているため乾燥には強い特性があります。そのため水やりも土がしっかり乾いてから与えるのがポイント。冬場は水やりを控えめにして、土が乾燥してから2~3日程度間隔を空けるようにしてください。

【飾り方やおすすめポイント】
ツル状の特性をいかしてやや高い場所からぶら下げる育て方が人気です。天井から鉢を吊るすハンギングや棚やウォールシェルフなどから垂れ下げるようにして飾ってみるのもおすすめ。またクルりと巻き込むようにリース状にしてみるなど、育て方にアレンジを効かせて楽しんでみましょう。

3.リプサリス

リプサリス多肉質の葉が 連なった見た目が個性的な観葉植物がリプサリスです。
熱帯アメリカを原産とする植物で、自生地では熱帯雨林の木の幹や岩に張りつくようにして成長します。サボテンの仲間なので丈夫で育てやすいことで知られており、サイズ感も小さいものが多く揃っています。
置き場所は直射日光の当たらない明るい窓際や屋外を選ぶようにしましょう。水やりは土の表面が乾いたタイミングでたっぷり与えてください。乾燥には強いものの、もともとはジャングルの高温多湿で育つ植物です。定期的に霧吹きなどで葉水をしてあげると元気に育ちます。冬場は水やりの頻度を減らして、土の表面が乾いてから数日間隔を空けてあげましょう。

【飾り方やおすすめポイント】
一つひとつの茎はぽってりと肉厚で、なんとも言えない可愛らしい見た目に惹きつけられます。ツル状に成長する特性があるため、ハートカズラと同様に、高い場所からぶら下げて育てることができます。ハンギングやウォールシェルフを活用してインテリアを楽しんでみましょう。

4.シュガーバイン

シュガーバイン続いてご紹介するのがシュガーバインです。
オランダで品種改良された園芸種で、観葉植物としても人気が高い種類です。特徴はツタ状の茎に小さな5枚葉が並ぶ愛らしい姿。やわらかいカーブを描くようにして成長し、サイズ感も小さいことから置き場所を選ばず、初心者でも手軽に育てることができます。
日当たりの良い環境を好むため、明るい置き場所を選ぶようにしましょう。耐陰性もありますが、長く暗い環境で育てていると葉色が悪く全体的に間延びした姿に成長してしまいます。水やりは土の表面が乾燥したらたっぷりと与えてください。冬場は根腐れを避けるため土の表面がしっかり乾いてから数日間隔を空けて与えるのがポイントです。

【飾り方やおすすめポイント】
シュガーバインは鉢植えはもちろん、ツタ状に成長する特性を活かしてハンギングで飾るのもおすすめ。また、挿し木や水差しで育てることもできるため、成長にあわせて剪定をし、株を増やすのも楽しみ方の1つです。剪定は植物へのダメージを少なくするために、4月~9月の成長期を選んであげましょう。

5.サンスベリア

サンスベリアメキシコを原産とするサンスベリア。縦長の剣状の形と、しま柄の模様から「トラノオ(虎の尾)」という名前でも有名です。そんなサンスベリアはサイズや種類のバリエーションも多く、小さいサイズの鉢も人気を集めています。
丈夫で耐陰性がある種類ですが、長く暗い場所で育てていると軟弱で葉色が悪い姿に育ってしまいます。直射日光である必要はありませんが、できるだけ明るい場所で育ててあげるのがおすすめです。5~9月の成長期は土の表面が乾いたタイミングで水やりをしてください。冬場は徐々に間隔を減らしていき、寒さがもっとも厳しい季節は完全に水を断って休眠状態にさせてあげましょう。

【飾り方やおすすめポイント】
サンスベリアは縦長に育つ特徴から、狭いスペースにも飾りやすい種類です。また風水では邪気(悪い気)を払うとされ、トイレや玄関、寝室などに置くと邪気を遠ざけるとされています。成長スピードが早く次々と芽が生えてくるため、植え替えに合わせて株分けをしてあげると小さなサイズの鉢を増やせます。

6.ポトス

ポトス観葉植物としても馴染みのあるポトスは、東南アジアや南太平洋などを原産地としています。青々とした葉色や斑入り模様が特徴で、ツル状に成長する姿も人気を集めています。
直射日光ではない日当たりの良い環境を好むため、窓の近くや明るい置き場所を選んであげましょう。屋外の風通しの良い場所に置くと元気に育ちます。。春から秋にかけては土が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えてください。冬場は水やりの頻度を減らし、土が乾燥してから数日は間隔を空けます。そのかわり葉の乾燥を防ぐために葉水をすると元気な状態を保てます。

【飾り方やおすすめポイント】
ポトスといえばツル状に伸びる姿が人気ですが、自生地ではツルが長く成長して10mを超す大木によじ登るような姿も観察されます。しかし鉢植えであればツルは伸びるもののサイズ感は小さい状態を保てるため、ハンギングやミニテーブルなどを使って飾ると植物の魅力をより楽しめます。あえてツルを長く伸ばし、壁を這わせるような育て方もおもしろいでしょう。

7.ユーフォルビア

ユーフォルビア個性的な見た目から愛好者も多いのがユーフォルビアです。アフリカやマダガスカルといった世界各地の乾燥地帯に広く分布する多肉質の植物で、種類がとても豊富なことで知られています。それだけに見た目のバリエーションも多く、好みの種類をじっくり探すのもユーフォルビアの楽しみ方です。
置き場所を選ぶ際は、日当たりがよく風通しのよい場所を選んであげましょう。春から秋の季節は土の状態を観察し、表面が乾燥したら水を与えてください。冬場は控えめにし、土の表面が乾燥してから数日間隔を空けて水やりをしましょう。

【飾り方やおすすめポイント】多肉植物のユーフォルビアは、水やりさえ気を付けておけば初心者でも育てやすい種類です。見た目もインパクトがあるため、個性的な観葉植物を探している方にもおすすめです。

8.サボテン

サボテン小さいサイズの観葉植物を探している方におすすめなのがサボテンです。南アメリカや中央アメリカを原産とする観葉植物で、お馴染みのトゲが生えた姿が特徴。種類によって形状に個性があり、丸い玉サボテンや、縦長に伸びる柱サボテン、大きな扇形の葉が特徴のウチワサボテンなど好みの種類を選べるのもサボテンの魅力です。
明るく日当たりのよい環境を好み、乾燥気味に育てるのがポイント。水やりもしっかりメリハリをつけて土の表面が乾燥してから与えるようにしてください。冬場は水やりの間隔を空けて、土が乾燥してから数日後を目安に与えるようにしましょう。

【飾り方やおすすめポイント】
サボテンはとても個性的な種類が多く、形状はもちろん色つきも多彩な種類が揃っています。好みやインテリアに合わせてお気に入りの種類を選んであげると、愛着がわき育てる楽しみが増えます。
小さいサイズの種類も品種が多いため、複数個のサボテンを並べて育てるのもおすすめ。置き場所もテーブルや机、飾り棚や出窓など場所を選ばないため、インテリアグリーンとして取り入れやすい種類です。

9.アグラオネマ

アグラオネマ熱帯アジアを原産とするアグラオネマは、株立ちした美しいシルエットと葉の模様が魅力的な観葉植物です。ピンクやレッドの斑入り模様が入った種類は見た目にも鮮やかで、お部屋の中を華やかに彩ってくれます。
耐陰性がある種類ですが、元気に育てるには明るい環境を選んであげるのがおすすめ。美しい葉の色やツヤの魅力がより際立ちます。成長期には土の表面が乾燥したタイミングでたっぷり水を与えてください。冬場は間隔を空け、土の表面が乾燥してから1週間程度が水やりの目安です。

【飾り方やおすすめポイント】
アグラオネマは1鉢でも存在感があるため、棚や出窓、背の低い置台などに置いて飾ると空間を明るくしてくれます。斑入り模様や色つきは株によって個性が違うため、購入時はじっくり見た目の特徴を観察してから選んであげるのがおすすめです。

10.コウモリラン

コウモリラン最後にご紹介するのがコウモリランです。熱帯地域を原産とするコウモリランは、木や岩肌に貼りつくようにして成長するのが特徴。鹿の角のような特徴的な葉の形状は個性的で、自生地ではその姿がコウモリの羽に似ていることからコウモリランと呼ばれるようになりました。
コウモリランの水やりは土に与えるのではなく、株元の丸くなっている貯水葉から与えます。株全体に水がかかるように優しく与えてください。水の与えすぎは根腐れの原因となるので、土の状態をしっかり観察しておきましょう。

【飾り方やおすすめポイント】
コウモリランは鉢植えだけでなく、木や岩肌に貼りつく性質を生かして板付け(板に貼り付けるようにして飾る育て方)の種類も数多く流通しています。壁やラックに引っ掛けるようにして飾れば、おしゃれなインテリアとして楽しめます。特徴的な葉の雰囲気を楽しむには、ハンギングで飾るのもおすすめです。

小さな観葉植物でよくある質問

最後に、小さな観葉植物を育てる場合によくある質問をご紹介します。

Q.小さいままの状態で育てるにはどうすればいいの?

A.剪定や株分けをしてサイズを保つ
購入時は小さいサイズの観葉植物でも、成長にしたがいどうしてもサイズ感が大きくなってしまいます。しかしスペースや置き場所の問題から、小さいままの状態を保ちたい方も多いでしょう。
そんなときは剪定や株分けをしてサイズ感を保ちましょう。暖かい春~秋の成長期を選んで、伸びてきた葉や枝を剪定してあげます。根が伸びすぎている場合も、ある程度剪定してバランスを整えてあげましょう。またサンスベリアのように株分けができる種類であれば別に小さな鉢を用意して株分けしてあげると、サイズ感を保てます。

Q.置き場所を選ぶポイントは?

A.まずは植物が好む環境を置き場所に選んであげましょう
小さな観葉植物は狭いスペースや棚、机の上など置き場所選びません。それだけに注意したいのが生育環境です。観葉植物が生き物である以上、植物の成長に適した環境を用意してあげなければ元気な状態を保てません。小さな観葉植物でも、まずは植物が好む環境を置き場所に選んであげましょう。
小さな観葉植物のメリットは手軽に移動させられる点です。この特徴を生かして、定期的に明るい場所や風通しがよい場所に移動するなどすれば、生育環境のバランスを保てます。暗い場所を置き場所に選んでいるなら定期的に日光浴をさせるなど、植物が元気に育つためのお手入れ方法を工夫してあげましょう。

お部屋を鮮やかに彩る小さいサイズの観葉植物

小さいサイズの観葉植物は、お部屋のスペースを選ばず、手入れの手間が少なくて済むことから、初心者の方におすすめの種類といえます。また、お部屋のインテリアに合わせて手軽に置き場所を移動できるのも、人気を集める理由でしょう。
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