植物図鑑 ·
原産地別に見る観葉植物の種類と特徴について
世界中に数多くの種類が自生する観葉植物ですが、原産地の違いを見ていくと特徴や育て方の違いが見えてきます。それぞれの原産地ではどのような観葉植物が自生しているのでしょうか。
今回は原産地別に観葉植物の種類を紹介し、それぞれの特徴や育て方のポイントについて解説します。
目次
そこで今回は原産地や地域の気候別に観葉植物の種類や特徴を見ていきましょう。
熱帯アメリカはペルーやコロンビア、エクアドルなどの地域で、平均気温が高く温暖な環境が多い土地です。なかでも雨が多い地域を「熱帯多雨林」と呼び、ジャングルのような自然界には多くの観葉植物が自生しています。
雨が多くなかなか日光が届かないため、比較的耐陰性が高い種類が多く自生します。室内やレースのカーテン越しなどでも育てることが可能です。また高温多湿の環境が多いため、定期的に葉水をするなどして乾燥を防ぐのも育て方のポイントです。
熱帯多雨林でも東南アジアや南太平洋の地域では違った種類の観葉植物が原産地となっています。ジャングルのような地域で大樹にくっついて育つツル性の種類や、地面に根を張る種類が気根を伸ばして成長するのも、この地域の特徴です。
比較的明るい環境が多く、太陽の光を好む種類が一般的です。また高温多湿な環境は熱帯アメリカと同じため、湿度が高めの環境で育ててあげてください。
多雨林の気候ではない東南アジアやアフリカなどは、多くの観葉植物が自生する熱帯や亜熱帯地域に含まれます。こうした地域では太陽の光を浴びて成長する樹状の種類が多く、自然界では5mを超える種も珍しくありません。日本でも沖縄や鹿児島の離島地域などは熱帯に分布し、観葉植物も多く自生しています。
こういった地域の種類は観葉植物の基本的な育て方を守るのがポイントとなります。水は土の乾燥した状態でたっぷり与え、日当たりが良い環境を置き場所に選びましょう。また比較的成長が早い種類が多いため、定期的な植え替えや剪定で環境を整えてあげるのもポイントです。
中南米(メキシコ・コスタリカなど)やアフリカの砂漠地域は雨が少なく乾燥した気候が続きます。観葉植物にとっては厳しい環境ですが、この地域を原産地とする種類は水を蓄える性質を持っており、環境に適応するよう性質を進化させてきました。多肉植物のように葉がぽってりとした種類はこの地域を原産とする植物の特徴です。
こうした地域の観葉植物はやや乾燥気味に育てるのがポイントで、水やりは土がしっかり乾いてから与えるなどメリハリが大事です。水を与えすぎると根腐れの原因になるため、しっかり土の状態を確認するようにしましょう。
熱帯や亜熱帯以外の原産地としてはヨーロッパが有名です。夏は乾燥し冬は雨が多い地中海気候の環境が独自の生態系を生み出し、その地に適応した種類が生まれました。
オリーブやローリエのような繊細な見た目の種類が多いですが、乾燥にも強く丈夫な特徴を持っており、屋外で育てるのが一般的です。水はけの良い土の環境を作るのが元気に育てるポイントです。また、冬場の寒さにも強いため、降雪地帯などよほど寒さが厳しい環境でなければ屋外で越冬ができます。
観葉植物は多種多様な種類が世界中に自生していますが、それぞれの地域の気候に適応するために違った特徴に成長しています。観葉植物を育てる際は原産地をあらかじめ調べておくと元気に育てるヒントを得られるはずです。また地域のインテリアや風土と合わせてお部屋をコーディネートするのも楽しみ方の一つです。
APEGOは観葉植物の専門店として、多彩な種類の観葉植物を取り揃えています。商品はすべて写真現物の一点ものなので、気に入った写真の商品をお手元までそのままお届けします。
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今回は原産地別に観葉植物の種類を紹介し、それぞれの特徴や育て方のポイントについて解説します。
目次
- 観葉植物は原産地によって特徴や育て方が違う
- 熱帯アメリカなどの熱帯多雨林
- 東南アジアや南太平洋地域の熱帯多雨林
- 東南アジアやアフリカの熱帯・亜熱帯地域
- 中南米・アフリカなどの砂漠地域
- ヨーロッパの地中海気候地域
- 観葉植物の原産地を知れば元気に育てるヒントが得られる
観葉植物は原産地によって特徴や育て方が違う
観葉植物は主に熱帯や亜熱帯といった温暖な地域を原産地としています。しかし熱帯や亜熱帯でも地域ごとの気候に違いがあります。それ以外の地域に自生する観葉植物も多く、多種多様な環境で生き残るために、観葉植物は独自の進化を遂げてきました。つまり原産地を知ることは、観葉植物の特徴や育て方についてのヒントを得る材料となります。そこで今回は原産地や地域の気候別に観葉植物の種類や特徴を見ていきましょう。
熱帯アメリカなどの熱帯多雨林
- フィットニア(ペルー・コロンビア)
- アジアンタム(熱帯アメリカ)
- モンステラ(熱帯アメリカ)
雨が多くなかなか日光が届かないため、比較的耐陰性が高い種類が多く自生します。室内やレースのカーテン越しなどでも育てることが可能です。また高温多湿の環境が多いため、定期的に葉水をするなどして乾燥を防ぐのも育て方のポイントです。
東南アジアや南太平洋地域の熱帯多雨林
- ポトス(東南アジア・南太平洋)
- アイビー(西アジア・北アフリカ)
比較的明るい環境が多く、太陽の光を好む種類が一般的です。また高温多湿な環境は熱帯アメリカと同じため、湿度が高めの環境で育ててあげてください。
東南アジアやアフリカの熱帯・亜熱帯地域
- ゴムの木(インド・ミャンマー)
- ドラセナ(アジア・アフリカ)
- ベンジャミン(東南アジア)
こういった地域の種類は観葉植物の基本的な育て方を守るのがポイントとなります。水は土の乾燥した状態でたっぷり与え、日当たりが良い環境を置き場所に選びましょう。また比較的成長が早い種類が多いため、定期的な植え替えや剪定で環境を整えてあげるのもポイントです。
中南米・アフリカなどの砂漠地域
- 多肉植物(中南米・アフリカ)
- サンスベリア(メキシコ)
- ハートカズラ(南アフリカ)
こうした地域の観葉植物はやや乾燥気味に育てるのがポイントで、水やりは土がしっかり乾いてから与えるなどメリハリが大事です。水を与えすぎると根腐れの原因になるため、しっかり土の状態を確認するようにしましょう。
ヨーロッパの地中海気候地域
- オリーブ(ヨーロッパ)
- ローリエ(ヨーロッパ)
オリーブやローリエのような繊細な見た目の種類が多いですが、乾燥にも強く丈夫な特徴を持っており、屋外で育てるのが一般的です。水はけの良い土の環境を作るのが元気に育てるポイントです。また、冬場の寒さにも強いため、降雪地帯などよほど寒さが厳しい環境でなければ屋外で越冬ができます。
観葉植物の原産地を知れば元気に育てるヒントが得られる
今回は観葉植物の原産地別の特徴や育て方のポイントについてご紹介しました。観葉植物は多種多様な種類が世界中に自生していますが、それぞれの地域の気候に適応するために違った特徴に成長しています。観葉植物を育てる際は原産地をあらかじめ調べておくと元気に育てるヒントを得られるはずです。また地域のインテリアや風土と合わせてお部屋をコーディネートするのも楽しみ方の一つです。
APEGOは観葉植物の専門店として、多彩な種類の観葉植物を取り揃えています。商品はすべて写真現物の一点ものなので、気に入った写真の商品をお手元までそのままお届けします。
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