押さえておきたいオリーブの木の育て方4つのポイント

オリーブの木の育て方には、押さえておきたいポイントがあります。今回は、水やりや植え替えの方法など、オリーブの木を元気に育てるポイントについてみていきましょう。

屋外でも丈夫に育つオリーブの木

オリーブの木は、冬の寒さや乾燥にも強いことから、屋外でも丈夫に育つ植物です。日当たりのよい場所を好む性質も、屋外向き。庭で育てるのはもちろん、玄関や窓の側など、育て方の幅が広い点も、観葉植物として好まれる理由です。

元気なオリーブを育てる4つのポイント

丈夫で育てやすいオリーブの木ですが、より元気に成長させるためにも、覚えておきたい育て方のポイントがあります。今回は4つのポイントに分けてみていきましょう。

1.水やり

押さえておきたい育て方のポイント1つめは、水やりの方法。オリーブの木はもともと乾燥に強いことから、土の表面が乾いてきたら、水やりのサインと覚えておきましょう。
夏場は比較的、土が早く乾燥するので、こまめに水やりをおこないます。冬場は水がしっかりと吸収するように、土がカラカラになってから水やりをおこないましょう。

2.植え替え

育て方のポイント2つめは、植え替えの方法です。オリーブの木は成長が早いため、鉢植えで育てると根詰まりをおこすことがあります。成長の速度にあわせて、鉢を一回りおおきくすることがポイントです。
植え替えの時期は、4~5月と9月~10月の2回がおすすめ。真夏や真冬は、植え替えによって木が痛んでしまうことがあるので、避けるようにしましょう。

3.肥料

次に、肥料についてみていきましょう。肥料は木の成長を助ける大切な栄養分です。定期的にあたえることで、より元気な木に育ってくれます。3月~6月中旬までのシーズンには、月に1回程度、有機肥料をあたえましょう。
また、オリーブの木は酸性を嫌う性質があります。年に一回、苦土石灰を混ぜることで、土が酸性になるのを予防してあげましょう。植え替え時も、肥料をあたえる大切なポイント。植え替えをおこなう際は、土に油かすと化成肥料を混ぜてあげるのがおすすめです。

4.剪定

最後のポイントは、剪定の方法です。成長とともに枝が伸びてくると、枝同士が混みあってしまい、成長の妨げとなってしまいます。そういった場合は、伸びすぎた枝や混みあった部分を中心に、枝を剪定してあげましょう。
オリーブの木は、新しく伸びた枝が次の年に花をつけます。できるだけ新しい枝や若い枝は残しつつ、古い枝から剪定するようにしましょう。また、太い枝を切り落とした場合は、切り口に癒合剤など薬剤を塗っておくと、病気の予防やダメージ軽減につながります。

挿し木もオリーブの木の楽しみ方

オリーブの木は、挿し木をすることで育てることができます。比較的若い枝を使って育てる「緑枝挿」や、太い枝を使う「太枝挿」など、楽しみ方も豊富。木の成長が安定してきたタイミングで、新しく挿し木に挑戦してみると、オリーブの木を育てる楽しみがさらに増えるでしょう。

ポイントを押さえて元気なオリーブを一年中楽しむ

オリーブの木は、繊細な葉や凛々しい枝ぶりなど、育てる魅力に溢れた植物です。育て方のポイントを押さえておけば、元気なオリーブを一年中楽しむことができます。
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