寒くなる前に知っておきたい観葉植物の冬越しの方法
観葉植物は私たち人間と同じで寒い冬はとっても苦手。上手な冬越しの方法が分からないと、観葉植物は枯れてしまうことがあります。今回は、冬越しのポイントについてご紹介します。
目次
しかし、冬越しさせるポイントさえ押さえておけば観葉植物はイキイキ育ちます。そのポイントとは、水やり、日当たり、防寒対策の3つです。
そこで冬場は水やりの頻度を減らしていくようにしましょう。目安は、土の表面が乾いてから3日か4日経ってから与えます。この時、鉢底から水が流れ出るくらいに与えますが、水やり後受け皿に水をためたままにしないようにしてください。
また、観葉植物の種類によっては、冬場は完全に水やりを止める種類もあるため、ご自身が育てている植物の特徴を一度調べておくとよいでしょう。観葉植物好きの方にとって水やりを控えることは心配かもしれませんが、ここはぐっと辛抱して、植物にとって最適な環境を提供してあげてください。
その代わりに、冬場は葉水の回数を多くします。(葉水とは霧吹きなどで観葉植物の葉に、直接水を吹きかけること)冬期間は1日に1回を目安に吹きかけます。
できるだけ日中の温かい時に、常温に戻した水でおこなってください。葉水は暖房器具による葉の乾燥やハダニの予防にも効果があります。
逆に夕方から夜間は寒くなる窓際から遠ざけ、部屋の暖かい場所に置きます。天井に近い場所は比較的温度が高いので、小さな観葉植物であればテーブルなど高い所に上げるのも良い方法です。
観葉植物は暖かい場所を好むため、十分な温度管理が大切ですが、暖房機器の前に置くのはやめましょう。乾燥した熱風は観葉植物の葉っぱを傷めることになりかねません。また、暖房機から離れた場所でも、置き場所によってはエアコンの風が直接当たることもあるため、風の流れを確認して置き場所を選んであげましょう。
【発砲スチロールを使う】
発砲スチロールは保温性に優れています。小さい鉢はまとめて寄せて発砲スチロールの中へ入れてあげましょう。夜間の冷え込みからくる凍結からも植物を守ってくれます。
【ビニールをかぶせる】
観葉植物の上からすっぽりビニールをかぶせると、通常より3~5度程度温度が上がります。この時、鉢に支柱を差してからビニールをかぶせると葉っぱを傷つけません。
【段ボールで覆う】
大きめの段ボールをそのまま上からすっぽり覆うだけで、寒さから植物を守ることができます。冷え込む前の夕方から段ボールをかぶせ、日中は外してあげて日光を十分に当ててあげましょう。
では、寒さに強い種類にはどのような観葉植物があるのか見ていきましょう。
大きな葉に切れ込みが入った個性的な姿が印象的なモンステラ。南国のイメージが強い種類ですが、比較的寒さに強い特徴を持っています。冬越し温度も5度以上と、温暖な地域であれば晩秋までは屋外でも育てることができるでしょう。
ただ、霜などに弱いため、冷え込みが予想される季節は屋内に移動させると安心です。
明るい環境を好み日光浴をすると元気に育ちますが、直射日光に当てると葉焼けの原因になります。置き場所を選ぶ際は、直射日光が当たらないレースカーテンがある場所や、時間帯によって場所を移動させるなどして育ててあげましょう。
南アメリカ北部や北アメリカ南部、中央アメリカを原産地とするアガベも、冬の寒さに強い観葉植物の種類です。
多肉植物の一種で、鋭く尖った葉の形状やトゲの有無など種類によっても特徴に違いがあり、インテリアプランツとしても人気があります。
温暖な地域を原産としていますが、冬越し温度は0度と寒さに強く、霜が降りない地域であれば屋外でも生育が可能です。多肉植物の仲間なので、冬場は水やりを控え、土がしっかり乾燥してから2~3日程度は間隔をあけて水を与えてあげましょう。
ヨーロッパや西アジア、北アフリカなど幅広い地域に分布するアイビー。
ツル状に伸びる茎から小さな可愛らしい葉が次々と生え、緑色の種類だけでなく、白い斑入りの種類や、やや黄色や青みがかった種類など実にバリエーション豊かな品種として知られています。
耐寒性が強い種類としても知られており、冬越し温度は3~5℃となっています。
オレンジ色のトロピカルカラーの花を咲かせる観葉植物として人気の高いストレチア・レギネ。
すらりと伸びる樹形と美しい花の色合いから「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」とも呼ばれており、自宅はもちろんおしゃれな店舗のインテリアアイテムとしてもしばしば見かける種類です。
その鮮やかな姿から南国を連想させますが、冬越し温度は5℃以上と寒さにも強い特徴を持っています。夜間だけ5℃を下回る程度であれば、屋外でも生育可能です。ただ、冬場に水を与え過ぎると根腐れを起こしやすくなるため、土の状態を見極めて適切な頻度で水を与えてあげましょう。
最後にご紹介するのが、ゴムの木です。
観葉植物の中でも定番の種類として人気のゴムの木ですが、冬越し温度は5℃以上で比較的寒さに強い種類に挙げられます。極端に寒さが厳しい地域でなければ、屋外で越冬することも可能です。
注意したいのが、日の当たり具合。ゴムの木は明るい環境を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因となり、色付きも悪くなってしまいます。とくに斑入りのゴムの木は真夏の直射日光のダメージを受けやすいため、とくに注意が必要です。
冬場に限らず、置き場所を選ぶ際は直射日光に長時間当たらないように気を配ると、元気に成長してくれるでしょう。
観葉植物の通信販売APEGOでは、豊富な種類を取り扱っています。観葉植物の種類によって寒さに強い弱いがありますのでぜひチェックしてください。
目次
- 観葉植物の冬越しで忘れてはいけない3つのポイント
- 冬越しの重要ポイント1 水やりは少しひかえめに
- 冬越しの重要ポイント2 日当たりの良い場所に置く
- 冬越しの重要ポイント3 身の回りの物で防寒対策する
- 寒さに強い観葉植物の5選
- 1.モンステラ
- 2.アガベ
- 3.アイビー
- 4.ストレチア・レギネ
- 5.ゴムの木
- 観葉植物を長生きさせましょう
観葉植物の冬越しで忘れてはいけない3つのポイント
観葉植物はもともと亜・熱帯気候が原産で、年間を通して暑い環境で育ちます。このことを考えると、日本の冬の気温は観葉植物にとって大変厳しいのが現実です。しかし、冬越しさせるポイントさえ押さえておけば観葉植物はイキイキ育ちます。そのポイントとは、水やり、日当たり、防寒対策の3つです。
冬越しの重要ポイント1 水やりは少しひかえめに
観葉植物は冬期間に入ると成長がほぼストップし、いわゆる冬眠状態に入ります。この状態で夏のように水をたっぷり与えると、根腐れをおこして枯れる原因となってしまいます。そこで冬場は水やりの頻度を減らしていくようにしましょう。目安は、土の表面が乾いてから3日か4日経ってから与えます。この時、鉢底から水が流れ出るくらいに与えますが、水やり後受け皿に水をためたままにしないようにしてください。
また、観葉植物の種類によっては、冬場は完全に水やりを止める種類もあるため、ご自身が育てている植物の特徴を一度調べておくとよいでしょう。観葉植物好きの方にとって水やりを控えることは心配かもしれませんが、ここはぐっと辛抱して、植物にとって最適な環境を提供してあげてください。
その代わりに、冬場は葉水の回数を多くします。(葉水とは霧吹きなどで観葉植物の葉に、直接水を吹きかけること)冬期間は1日に1回を目安に吹きかけます。
できるだけ日中の温かい時に、常温に戻した水でおこなってください。葉水は暖房器具による葉の乾燥やハダニの予防にも効果があります。
冬越しの重要ポイント2 日当たりの良い場所に置く
日中は日当たりの良い暖かい場所に置きます。できれば、窓際の一番明るい場所で太陽の光を浴びさせましょう。逆に夕方から夜間は寒くなる窓際から遠ざけ、部屋の暖かい場所に置きます。天井に近い場所は比較的温度が高いので、小さな観葉植物であればテーブルなど高い所に上げるのも良い方法です。
観葉植物は暖かい場所を好むため、十分な温度管理が大切ですが、暖房機器の前に置くのはやめましょう。乾燥した熱風は観葉植物の葉っぱを傷めることになりかねません。また、暖房機から離れた場所でも、置き場所によってはエアコンの風が直接当たることもあるため、風の流れを確認して置き場所を選んであげましょう。
冬越しの重要ポイント3 身の回りの物で防寒対策する
家の日当たりがいまいち悪かったり、観葉植物のサイズが大きく移動が面倒な場合があります。こういったケースでは、どこの家にでもあるものを使って、簡単に防寒対策できるのでぜひ試してみてください。【発砲スチロールを使う】
発砲スチロールは保温性に優れています。小さい鉢はまとめて寄せて発砲スチロールの中へ入れてあげましょう。夜間の冷え込みからくる凍結からも植物を守ってくれます。
【ビニールをかぶせる】
観葉植物の上からすっぽりビニールをかぶせると、通常より3~5度程度温度が上がります。この時、鉢に支柱を差してからビニールをかぶせると葉っぱを傷つけません。
【段ボールで覆う】
大きめの段ボールをそのまま上からすっぽり覆うだけで、寒さから植物を守ることができます。冷え込む前の夕方から段ボールをかぶせ、日中は外してあげて日光を十分に当ててあげましょう。
寒さに強い観葉植物の5選
ここまで、観葉植物を寒さから守るための冬越しのポイントについてご紹介しましたが、観葉植物にはそもそも寒さに強い(=耐寒性が強い)種類が存在します。では、寒さに強い種類にはどのような観葉植物があるのか見ていきましょう。
【冬越し温度とは?】
観葉植物が耐えることができる最低温度のことです。最低越冬温度とも呼ばれており、植物の寒さへの強さを測る目安として用いられます。
一般的に冬越し温度は、「一日を通してこの温度を下回る場合」は植物がダメージを受けてしまうという意味で、冬越し温度が一時でも下回ってはいけないという意味ではありません。
しかし、多くの観葉植物は温暖な地域を原産としており、急激な寒暖差がストレスとなりダメージを受けてしまうことも考えられます。
観葉植物が耐えることができる最低温度のことです。最低越冬温度とも呼ばれており、植物の寒さへの強さを測る目安として用いられます。
一般的に冬越し温度は、「一日を通してこの温度を下回る場合」は植物がダメージを受けてしまうという意味で、冬越し温度が一時でも下回ってはいけないという意味ではありません。
しかし、多くの観葉植物は温暖な地域を原産としており、急激な寒暖差がストレスとなりダメージを受けてしまうことも考えられます。
1.モンステラ
【冬越し温度】5℃以上大きな葉に切れ込みが入った個性的な姿が印象的なモンステラ。南国のイメージが強い種類ですが、比較的寒さに強い特徴を持っています。冬越し温度も5度以上と、温暖な地域であれば晩秋までは屋外でも育てることができるでしょう。
ただ、霜などに弱いため、冷え込みが予想される季節は屋内に移動させると安心です。
明るい環境を好み日光浴をすると元気に育ちますが、直射日光に当てると葉焼けの原因になります。置き場所を選ぶ際は、直射日光が当たらないレースカーテンがある場所や、時間帯によって場所を移動させるなどして育ててあげましょう。
2.アガベ
【冬越し温度】0℃以上南アメリカ北部や北アメリカ南部、中央アメリカを原産地とするアガベも、冬の寒さに強い観葉植物の種類です。
多肉植物の一種で、鋭く尖った葉の形状やトゲの有無など種類によっても特徴に違いがあり、インテリアプランツとしても人気があります。
温暖な地域を原産としていますが、冬越し温度は0度と寒さに強く、霜が降りない地域であれば屋外でも生育が可能です。多肉植物の仲間なので、冬場は水やりを控え、土がしっかり乾燥してから2~3日程度は間隔をあけて水を与えてあげましょう。
3.アイビー
【冬越し温度】3~5℃以上ヨーロッパや西アジア、北アフリカなど幅広い地域に分布するアイビー。
ツル状に伸びる茎から小さな可愛らしい葉が次々と生え、緑色の種類だけでなく、白い斑入りの種類や、やや黄色や青みがかった種類など実にバリエーション豊かな品種として知られています。
耐寒性が強い種類としても知られており、冬越し温度は3~5℃となっています。
4.ストレチア・レギネ
【冬越し温度】5℃以上オレンジ色のトロピカルカラーの花を咲かせる観葉植物として人気の高いストレチア・レギネ。
すらりと伸びる樹形と美しい花の色合いから「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」とも呼ばれており、自宅はもちろんおしゃれな店舗のインテリアアイテムとしてもしばしば見かける種類です。
その鮮やかな姿から南国を連想させますが、冬越し温度は5℃以上と寒さにも強い特徴を持っています。夜間だけ5℃を下回る程度であれば、屋外でも生育可能です。ただ、冬場に水を与え過ぎると根腐れを起こしやすくなるため、土の状態を見極めて適切な頻度で水を与えてあげましょう。
5.ゴムの木
【冬越し温度】5℃以上最後にご紹介するのが、ゴムの木です。
観葉植物の中でも定番の種類として人気のゴムの木ですが、冬越し温度は5℃以上で比較的寒さに強い種類に挙げられます。極端に寒さが厳しい地域でなければ、屋外で越冬することも可能です。
注意したいのが、日の当たり具合。ゴムの木は明るい環境を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因となり、色付きも悪くなってしまいます。とくに斑入りのゴムの木は真夏の直射日光のダメージを受けやすいため、とくに注意が必要です。
冬場に限らず、置き場所を選ぶ際は直射日光に長時間当たらないように気を配ると、元気に成長してくれるでしょう。
観葉植物を長生きさせましょう
観葉植物を冬越しさせ、春以降も元気に成長してほしいですね。冬越しのポイントは、水やり、日当たり、防寒対策の3つが重要です。また、観葉植物が長生きするもうひとつの要因は、もともと元気な種類を選ぶこと。観葉植物の通信販売APEGOでは、豊富な種類を取り扱っています。観葉植物の種類によって寒さに強い弱いがありますのでぜひチェックしてください。