初めてでもできるゴムの木の取り木
ゴムの木も長く育てているとヒョロヒョロと大きくなります。下葉が落ちて葉の付き方もバランスの悪い姿に。このようなときは取り木をして株を仕立て直しましょう。また、株を増やすときにも取り木を行います。
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取り木にはいろいろ種類がありますが、ゴムの木には、幹の表皮を帯状にはぐ環状剥離法が適しています。実施の時期としては、6月ごろから9月ごろの間に作業をするのが一般的です。
作業始めから発根して植え付けるまで1~2か月、鑑賞できるまでになるのにさらに1年ほどかかりますが、思ったほど難しいものではありません。はじめてでも簡単にできます。
最初は、ナイフの刃先などで切り込みを入れた部分を薄くはがしたあと、指でむくように皮をはがしていくのがコツ。薄い緑色の形成層の部分をがし、木質部を露出させます。
この状態で作業は一旦、完了。直射日光の当たらない場所に置きましょう。水苔が乾燥しないようにビニールに小さな穴をあけ、水を注いで1~2か月管理してください。
根が十分に伸びるまでは倒れやすいので支柱を立てると良いでしょう。水をたっぷり与えて取り木の完成です。約1週間は日陰に半日程度置き、1か月過ぎたころから直射日光に当てるようにします。
APEGOは、商品写真と同じゴムの木をお届けする1点ものにこだわり、季節ごとの管理法を記載したカードを添えてお届けします。
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取り木とは
取り木は、ゴムの木などの植物の枝や幹の1部に傷を付けて、その部分から根を出させる方法。親株の根が付いた状態で行うので、枯れるなどの失敗が少なく比較的簡単にできます。1度に多くの株を増やすことはできませんが、短期間で大きな株をつくることが可能です。取り木にはいろいろ種類がありますが、ゴムの木には、幹の表皮を帯状にはぐ環状剥離法が適しています。実施の時期としては、6月ごろから9月ごろの間に作業をするのが一般的です。
ゴムの木の取り木の方法
ゴムの木の取り木の方法をご紹介します。大切なゴムの木をきれいに仕立て直し、増やしてみましょう。作業始めから発根して植え付けるまで1~2か月、鑑賞できるまでになるのにさらに1年ほどかかりますが、思ったほど難しいものではありません。はじめてでも簡単にできます。
1.幹の皮をはぐ
ゴムの木の葉が残っている部分から下の幹を、鋭利なナイフなどで幹の直径の1.5~2倍くらいの長さで、1~2ミリ位の深さに帯状に切り込みをいれます。最初は、ナイフの刃先などで切り込みを入れた部分を薄くはがしたあと、指でむくように皮をはがしていくのがコツ。薄い緑色の形成層の部分をがし、木質部を露出させます。
2.水苔を巻く
木質部が露出した部分に、軽く湿らせた水苔を団子状に包むように巻いていきます。巻いた水苔を透明なビニールで包み、上部はヒモやビニタイなどで軽く留め、下部は強めに留めてください。この状態で作業は一旦、完了。直射日光の当たらない場所に置きましょう。水苔が乾燥しないようにビニールに小さな穴をあけ、水を注いで1~2か月管理してください。
3.子株を切り離す
作業を開始してから約2か月でゴムの木の根が伸びてきます。切り込みの上部からしっかり根が伸びているのを確認したらビニールをはがし、水苔をきれいに取り除いてください。発根している部分の下を剪定ハサミなどで切り、親株から分離します。4.子株を植える
切り離したゴムの木の子株を植え付けていきます。底にゴロ土を敷いた上に用土を入れた鉢に、子株を入れます。このとき根を広げて入れ、鉢の中央に株がくるように固定します。根が十分に伸びるまでは倒れやすいので支柱を立てると良いでしょう。水をたっぷり与えて取り木の完成です。約1週間は日陰に半日程度置き、1か月過ぎたころから直射日光に当てるようにします。
5.親株の植え替え
残ったゴムの木の親株は、土を入れ替えて植え替えます。1年くらいで新しい枝が育ち鑑賞できるようになります。ゴムの木は、どの節からも芽が出るので、伸びたときの姿が整うように芽の向きを確認しながら、切り詰めるといいでしょう。ゴムの木の取り木にさっそくチャレンジしてみましょう
ゴムの木の取り木の方法をご紹介してきました。さっそく取り木にチャレンジして大きくなった枝の仕立て直しや、株を増やしてゴムの木をもっと楽しみましょう。ゴムの木は、ボリューム感のある樹形や育てやすさが人気です。お家のインテリアに、新生活の贈り物にぴったり。APEGOは、商品写真と同じゴムの木をお届けする1点ものにこだわり、季節ごとの管理法を記載したカードを添えてお届けします。
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