ゴムの木の植え替え時季と方法について
そんなゴムの木ですが、成長と共に植え替えが必要になります。元気に保つために、植え替えの時期や手順について知っておきましょう。ポイントをきちんとおさえれば、植え替え後もゴムの木を長く元気に育てることができますよ。
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ゴムの木の植え替えのサインとは
ゴムの木を植え替えするタイミングはいつなのか、ゴムの木が出す植え替えのサインを見逃さないようにしましょう。生長により植物と鉢のバランスが悪くなってしまったとき
鉢が小さく見えるほど大きく育ったゴムの木は、一回り大きな鉢へ植え替えをしましょう。植物と鉢のバランスが悪いと転倒する危険があります。
理想のバランスは植物6:鉢4のバランスです。これが植物8:鉢2のように頭でっかちになると少しの衝撃で転倒してしまいます。
また植え替えをせずに何年も同じ鉢で育った植物は土の栄養分も減っているため、植物が生長するのに必要な養分を吸収できなくなるため、植え替えてあげることが大切です。
根が底から出てきた時
鉢の底から根が出るくらい伸びていたら、鉢の中が根でいっぱいの状態なので植え替えをしましょう。これは根詰まりの証拠です。
鉢の中に根が伸びるスペースがないため、スペースを求めて外に出てきています。そのままにしておくと、根が土に触れることができず、養分や水分を呼吸できずに枯れてしまう原因になることもありますので、注意が必要です。
ここまで根詰まりがひどい場合は水やりをしても土がないため、根が水をうまく吸収できませんので、腰水をしてあげるといいでしょう。
腰水をすることで根が水に長く触れことができるため、土がなくとも水をうまく吸収できます。腰水の時間の目安は10分程度です。
水がなかなかしみ込まない時
水やりの時、水がなかなか土にしみ込まない場合は、根詰まりしている可能性が高いです。土の中が根でいっぱいになっているため、土がなくなり、水がしみ込むスペースさえもなくなっています。
これでは根が水分を吸収できませんので、水やりは上記の腰水をしましょう。また植物の生長が著しく悪くなりますので、できるだけ早く植え替えをしましょう。
ゴムの木の植え替えのベストな時期は
ゴムの木の植え替えの適期は、4月から10月がベストです。この季節であれば植替えによって根が多少傷んだとしても気温が高いので、すぐに回復します。
逆に秋から冬にかけてはゴムの木の成長が鈍る時期なので、緊急を要する場合を除いては避けた方が無難でしょう。
ゴムの木を植え替えしてみよう
ここからは、ゴムの木を植え替えする手順をご説明します。鉢が大きければ大きいほど良いと思われがちですが、鉢が大きすぎると根と土の量のバランスが悪くなり、水が吸い上げきれなくなってしまうので、植え替え後の鉢は一回り(直径3センチ程度)大きいものを目安にしましょう。手順1.鉢から根鉢を抜き取る
鉢からゴムの木の根鉢を抜きますが、この時に根がびっしりと詰まっていてなかなか抜けない場合は、上図のように鉢のふちを棒や木槌でトントンたたくとスムーズに抜くことができます。手順2.根をほぐして古い土を落とす
根をほぐし、下の方の古い土を手で軽く取り除きましょう。長すぎる根や腐ってしまった部分はカットし、整えることで新しい根が生えてきます。根鉢全体の1/3くらいの根をほぐして整えていきます。
腐ったり傷んだ根は黒っぽくぶよぶよしている場合が多いのでそのような根はハサミでカットしましょう。切り口から菌が入らないように、できれば清潔に消毒したハサミで切ることをおすすめします。
手順3.新しい鉢に植え替える
水はけをよくするために鉢底石や軽石を底に敷いておきます。観葉植物用の土を底に3cmほど入れてからゴムの木を垂直に中央へ置き、周りを埋めるように8分目くらいまで土を加えていきましょう。
細かい根の部分に隙間を作らないように、少しずつ土を追加していくのがポイントです。
新しい鉢の大きさは直径で3cmほど大きな鉢に植え替えてあげましょう。これ以上大きすぎると根に対して土の量が多すぎるため、なかなか土が乾かないので、根腐れを起こしやすくなります。
手順4.お水をたっぷりと
植え替え後は、ゴムの木にお水をたっぷりと与えましょう。鉢底から十分にしみ出る量を与えてください。はじめは黒っぽい水が出てきますが、その水が透明になるまで与え続けましょう。植え替え時に注意してほしい点として、必ず鉢のふちから1~2cmほど低く植えこんでください。このスペースがないと水やりの時に土がこぼれてしまい、うまく水やりができません。
植え替え後の注意点とは
上手く植え替えることができたゴムの木ですが、植え替え後に下記のことに気を付ける必要があります。
下記の点に気を付けないとせっかくうまく植え替えることができたゴムの木を枯らしてしまう可能性があります。
植え替え後は肥料は与えない
植え替え後、1ヵ月の間は肥料を与えないようにしましょう。肥料はゴムの木にとって生長を促進する大切なものですが、植え替えた後は根が傷んでいるため、肥料を与えることでゴムの木に負担を与えてしまいます。直射日光を避け、明るい日陰へ設置
植え替え後はゴムの木に負担がかかっており、弱っている状態です。この状態で強い直射日光に当たると植物の葉が焼けやすくなったり、最悪の場合枯れてしまう可能性があります。
植え替え後10日程度は直射日光にはあてずに、明るい日陰へ置いてあげましょう。
正しく植え替えてゴムの木を長く大事に育てましょう
ゴムの木の植え替えは、適した時期に正しい方法で行いましょう。定期的な植え替えは元気な状態を維持するだけでなく、根についた幼虫を早期発見できるなど、ゴムの木の成長のためにとても大切です。APEGOの扱う観葉植物は全てこだわりの一点もので、写真どおりの現物をお届けしています。初めての観葉植物は、APEGOで選んでみませんか?
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