ベンジャミン・バロックの枝葉のお悩みに答えます

可愛らしい見た目から観葉植物として人気の高いベンジャミンバロック。丈夫で初心者でも育てやすい種類ですが、「葉が落ちてしまう」「枝が広がる」といったトラブルに悩んでいる方も多いようです。
そこで今回は、ベンジャミンバロックの枝葉に関するお悩みにおこたえしていきます。気になるトラブルへの対処法を確認していきましょう。

目次

ベンジャミンバロックのお悩み別の対処法

ベンジャミンバロックベンジャミンバロックは東南アジアやインドを原産地とする観葉植物です。くるくるとカールした可愛らしい葉の形状が特徴。それに加え、ライムグリーンの青々とした色合いはみずみずしさが溢れており、空間を明るく彩ってくれます。
ベンジャミンバロック丈夫で初心者でも育てやすいとされるベンジャミンバロックですが、生育環境などによっては「葉が落ちる」「変色する」といったトラブルが発生してしまいます。
では、実際に発生するトラブルごとに、原因と対処法を見ていきましょう。

Q1.葉がポロポロと落ちてしまう

A.ベンジャミンバロックは環境の変化に敏感。生育環境にストレスの原因がないか確認しよう
ベンジャミンバロックは比較的丈夫な観葉植物に分類されますが、実は環境の変化には敏感な性質を持っています。そのため、季節の変わり目や急激な環境の変化(屋内から屋外への移動など)が起こるとストレスを感じてしまい、葉を落としてしまう原因になります。
とくに新芽が落ちてしまう状態は要注意です。
対処法としては、まず「日当たりが良く風通しが良い」というベンジャミンバロックに適した場所を選ぶことから始めましょう。日当たりは直射日光ではなく、レースのカーテン越しや屋外では半日陰を選ぶなど、日光の刺激が強くない場所を選ぶのがポイントです。
また、適切でない水やりも葉が落ちる原因となります。水不足だけでなく、水の与えすぎも根腐れを起こす原因となるため、適切な頻度での水やりが大切です。具体的には、土の表面が乾いたタイミングを目安にしましょう。
冬場は気温が下がるにつれて成長が鈍くなるため徐々に水やりも減らしていきます。土の表面が乾いてから2~3日後程度を目安にしましょう。

Q2.葉が変色したり黄色になってしまう

A.日照不足や葉焼けが原因。カイガラムシの発生にも注意しよう
葉が変色する原因として多いのが、日照不足です。ベンジャミンバロックは明るい場所を好みます。そのため、長く日当たりが悪い場所で育てていると、葉がくすんだり変色してしまうことがあります。一度日当たりの良い場所に移動してから、症状の改善があるか観察しましょう。
黄色に変色する場合は、二つの原因が考えられます。
一つは直射日光による葉焼けです。とくに夏場の強い日差しや、屋内から急に屋外へ出した場合には葉焼けを起こしやすくなります。レースカーテンや屋外に出す時間帯を調整するなどして、強い日差しを避けるようにしましょう。
もう一つの原因は根詰まりです。ベンジャミンバロックは根詰まりを起こすと葉が黄色に変色してしまいます。水やりをした際に、土になかなか水がしみ込まない場合や、土が湿っている状態が長く続くようなら根詰まりを疑いましょう。根詰まりがひどいようなら、早めに大き目の鉢に植え替えを行う必要があります。
最後に、葉の表面に白い小さな貝殻のような点々が現れたら、カイガラムシの発生が考えられます。ベンジャミンバロックは葉がカールしているため害虫の発生を見逃してしまいがちです。日頃から葉水をするなどして手入れする他、カイガラムシが発生した場合は適切に対処して進行を食い止めましょう。
>>カイガラムシへの対処法はこちらの記事を参考にしてください

Q3.葉がスカスカなってしまった

A.日照不足が主な原因。適切な生育環境を整えてあげよう
葉が落ちてしまい、新芽もなかなか生えてこないと株全体のボリュームが減ってしまい、葉がスカスカの状態になってしまいます。これは日照不足が原因のことが多く、日当たりの良い環境に置くことで症状が徐々に改善していきます。
しかし、購入初期のボリューム感のある状態へ回復させるには、日当たりだけでなく生育環境全体を見直してあげるのがおすすめです。
  • 風通しは大丈夫か
  • 水やりの頻度やタイミングは適切か
  • エアコンなどの風で葉が乾燥していないか
などなど、ベンジャミンバロックがより良い状態で過ごせるようにさまざまな角度から環境をチェックしてみましょう。良質な状態を保つことができれば、元気を取り戻しボリューム感のある姿をみせてくれるでしょう。

Q4.枝が広がってしまった

A.葉の重さで枝が垂れてしまう。支柱を使って枝をサポートしよう
ベンジャミンバロックは枝に生える葉の量が多い観葉植物です。新芽も次々とあらわれ成長がとても楽しい種類ですが、あまりに葉が増えすぎてしまうと枝が重さに耐えきれずだんだんと下向きに垂れてしまいます。
すると、枝全体が横に広がってしまい、バランスの悪い見た目となってしまいます。
こういった場合は、支柱を使って枝をサポートしてあげましょう。横に広がってしまう枝に支柱を用意して、重さの負担を軽減してあげます。枝が太く成長すれば、重さにも耐えられ下に垂れ下がることも減るでしょう。
ただ、あまりに葉の量が多いと風通しが悪くなる他、日光が届かないといったトラブルに繋がってしまいます。こういったケースでは、古い葉から順にカットをして、全体のバランスを整えてあげましょう。
剪定をする時期は、春から秋にかけての暖かい季節を選びます。できれば5~7月の成長期に行えば、株へのダメージを最小限に抑えることができるでしょう。

APEGOの商品はすべて現品のみの一点もの。観葉植物のお悩みにも対応

今回は、ベンジャミンバロックを育てる際に出くわしやすい、お悩みの原因と対処法について解説しました。
多くの場合、ベンジャミンバロックのトラブルは「日当たり」と「水やり」の二つが原因となっています。これは観葉植物を元気に育てるための基本となるポイントだけに、一度対処法を覚えておくと他の品種を育てる際の参考となるでしょう。
APEGOの商品はすべて現品のみの一点ものです。掲載している写真の状態のままお手元までお届けします。また、観葉植物の育て方やお悩みに関するご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ベンジャミン・バロックの
商品一覧はこちら